2025年01月03日
走り続ける者たちの2025年
新春、まだ空気の冷たさが肌に触れる朝、静まり返ったガレージに響くロータリーエンジンの音が新しい年の始まりを告げる
その低く力強い鼓動は、まるで挑戦の序曲のように響き渡る──2025年、すべてが動き出した
筑波サーキット、いつものコース、いつものコーナー
だが、路面のわずかな変化や風のささやきが新たなドラマを生む
今年の目標は58秒台
気温や気圧、風の抵抗さえ味方に変え、限界のさらに先を見据える
その瞬間、時が止まり、魂が叫ぶ
すべてが一つになるあの感覚を目指して
十勝スピードウェイ、果てしなく広がる空とストレート
去年のガス欠、悔しさを噛みしめたあの日
だが、それもまた物語の一部
今年こそ、1分27秒台を掴み取る
風景が流れる中、目指すのはただひとつ
速度ではなく、心の中の静寂を手に入れるために
オートポリス、山々の影に包まれるテクニカルなコース
2分0秒台の壁は高く、険しい──だが、挑む価値がある
その先に待つのは、新しい自分
タイムの向こう側に広がる未踏の領域を目指して
1月26日、第一回エイトリアンカップ&ロードスターストライク
車と人が紡ぐ物語が交差する日
このイベントは単なる競技会ではない
仲間たちと共に未来を描くための一歩
今年の最大の挑戦
そして、最も大切な目標
ふと、心が問いかける──今進んでいる道は正しいのか?
答えはすでにある
進むべき道は、ロータリーエンジンの鼓動が教えてくれる、路面に刻むタイヤの跡が示してくれる
それが、正しい道かどうかを問う必要などない
道は続く──どこまでも
幼い頃、胸の奥に抱いていた夢がよみがえる
風を切る喜び、限界を超える興奮
それは、今も心の中で消えることなく燃え続けている
挑戦の果てにある景色──そこには、言葉では表せない何かがある
絆、努力、そして何よりも走ることの歓び
そのすべてが人生の一部として刻まれる
2025年──駆け抜け続ける者たちにとって、ゴールはない
ただ、走り続ける限り、新たな未来が広がり続ける
その一歩一歩が生み出す軌跡こそが、誰かの明日への希望となる
そう、すべてを照らし出しながら──
2024年12月31日
エイトリアンの2024年:白煙の向こうに見たもの
走るということ、それはハイグリップタイヤが路面を掴み、エンジンが叫び声を上げ、風が耳元を突き抜ける感覚
ただ速さを追うだけではない──そこには、僕自身を試し続ける『意味』がある
2024年もまた、僕はその答えを求めて走り続けた
筑波のスリックタイヤで刻んだ58秒台
TC1000での37秒4
手にしたはずの結果が「もっと」を求める執念に変わる瞬間だ
鈴鹿ではガス欠症状に泣かされ、富士の走行会では目標タイムに至らない悔しさが胸を焼いた
何度も壁にぶつかりながら、それでもアクセルを離すことはなかった
僕にとって走ることは挑戦そのものであり、諦めることは大げさに言えば、死と同義だ
北海道は十勝の大地で迎えたエイトリアンカップでは、クラブマンコースで29秒フラット、Jrで49秒台、そして苫小牧で食べた海鮮丼、どれも僕の中に刻まれた鮮烈な記憶だ
けれど、心のどこかで「次はどんな走りをする?」という声が常に響いていた
伏見稲荷で誰もいない千本鳥居の静けさに包まれても、その問いだけは消えなかった
僕と愛車との関係は決して平坦ではなかった
マフラーからグラスウールが飛び出し、エアコンが冷風を失い、エンジンは白煙を上げている
それでも、原因を探り続けながら僕は可能性を信じた
走り続けることでしか見えない景色があるからだ──
二度と走ることができなくなる青森スピードバーク、ここを走ることにも僕は強い意味を見出す
かつて仙台ハイランドを失った時に感じた、あの喪失感を二度と味わいたくない、それだけを考えていた
そしてタイヤを削るマシーンに興奮し、愛車の調子を取り戻す一瞬一瞬に、僕は確かな手応えを感じる
オートポリスでの2分2秒台や筑波の最終戦でギリギリ59秒を切ったときの感覚
不調なエンジンを抱えながらも、僕と愛車はその瞬間にすべてを懸けていた
完璧ではない。それでも走る価値がある──そう思えた
この一年、僕が手にしたものはタイムや記録だけじゃない
VALINOタイヤのテストで見えた新たな可能性、走行会で交わした仲間との笑顔、遠征先の各地で触れた静寂──それらすべてが、僕の走りを支える「意味」を形作っていた
まだ白煙を吐き続けるエンジンと共に歩む、ゴールの見えない道
それでも僕は信じている
アクセルを踏み続けるその先に、まだ見ぬ景色があると──
それはタイムという数字ではなく、もっと深く、もっと大切なものだ
果てなき道は恐ろしい、でも、その先の可能性が僕を駆り立てる
──2024年が終わり、振り返る間もなく、僕はまた次の走りに向けて準備を始めている
愛車が鼓動を止めるその日まで、僕は進む、アクセルを踏む
それが僕の選んだ道であり、見たい景色がある限り、物語はまだ終わらない
2024年12月16日
■エイトリアンカップの2クラス、Absolute・Enjoy〜絶対と楽しさのはざまで〜
──サーキットとは、不思議な場所だ
そこに一歩足を踏み入れると、日常が遠ざかり、異世界の風景に引き込まれる。冷え切った冬の朝、冷え切ったパドックに差し込む光は柔らかく、それでいて鋭い
ピットロードに並んだ車たちは、ただ静かにその時を待つ
その静けさの中には、期待と不安が幾重にも折り重なり、ドライバーたちの心拍と共鳴している
──エイトリアンカップは、そんな場所で始まる
AbsoluteクラスとEnjoyクラス、この二つのクラスは、一見すると相容れないもののように思える
Absoluteクラスは「自由」の象徴だ
レギュレーションの範囲内で可能な限りの改造が許され、ドライバーはその自由の中で自分の限界と向き合う
速さを求める者、操作性を追求する者、あるいはただ「自分の車」を極めたい者──目的は違えど、すべての想いがエンジン音となり、タイヤの軋みとなってサーキットに響く
それは人生そのもののようでもある
夢と挫折、努力と歓喜
そのすべてが車の挙動に宿り、一周一周のラップに刻まれていく
一方のEnjoyクラスは、Absoluteとは対照的に「制約」を持つ
その制約が競技の純粋さを際立たせる
タイヤは225/45R18のダンロップZ3に限定され、当日のタイヤ交換は禁じられ、助手席外しや軽量化も許されない
制約・制限の中で、ドライバーたちは自身の技術を頼りにコースを攻略する
余計な要素がそぎ落とされるからこそ、走る楽しさがむき出しになる瞬間がある
私はこのクラスにこそ、愛車でのサーキット走行の本来の楽しみ方を見出すのだ
それは車を操ることの喜びであり、同じ条件で勝負することで生まれる緊張感だ
AbsoluteとEnjoy───この二つを並べたのは、実は私自身の中にある二つの相反する思いが形となっているからだ
自由、そして絶対を追い求めると同時に、縛られた中での創意工夫やサステナビリティを楽しみたいという矛盾
それは私だけではないだろう。ドライバーたちもまた、日常の中で自由を求め、時に制約の中で生きることに美しさを見出している
サーキットという非日常の空間だからこそ、その両方を体現する場所を作りたいと考えた
特にナンバー付きの車両でサーキットを楽しんでいるのなら、なおさら、だ
Absoluteクラスのドライバーがコントロールラインを超える時、彼らの胸に去来するのは達成感かもしれない
enjoyクラスのドライバーがエンジンを切る時、彼らの顔には穏やかな笑みが浮かぶかもしれない
その瞬間の感情はそれぞれ異なるだろう
だが、一つだけ確かなことがある
それは、この一日が両者にとっても忘れられないものになるということだ
かつて、あるドライバーが言った
「速さを求めるのは怖い。でも、そこにあるのは怖さだけじゃない。走るたびに、過去の自分を超えた気がするんだ」と
その言葉を聞いた時、私はハッとする
自由と制約
速さと楽しさ
それらすべてが、ドライバーにとってはただ一つの感覚──「走る」という行為に収束していくのだろう
今日もまた、サーキットには朝の光が差し込む
パドックの中で、Absoluteクラスのドライバーはエンジン、そしてタイヤを温め、Enjoyクラスのドライバーはタイヤの空気圧を調整し、自身の身体を動かし暖める
それぞれが異なる道を走るが、ゴールラインを越えた後、彼らは同じ空を見上げるだろう
薄暗くなる夕空の中、ふと漏れる笑い声が聞こえる
その瞬間、このイベントが生み出したものが、確かに存在していたのだと感じられる
時が経ち、この日のことを思い出す頃、彼らは何を感じるだろうか
Absoluteクラスの速さに身を震わせた者も、Enjoyクラスの仲間と笑い合った者も、記憶の中のサーキットは同じように美しく輝いているはずだ
その時、彼らの心に浮かぶのは、きっとこうだ
「あの時、僕らは確かに走っていた」と───
エンジン音が遠ざかり、コースには静寂が戻る
その静けさは、まるで次の朝を待つようだ
AbsoluteもEnjoyも、すべてが一つの輪の中に収束する
エイトリアンカップはそんな「時」を紡ぐ場所でありたい
それが私の願いだ
2024年12月03日
■クラッチペダルの溶接化対応だエイト!
ここ2年くらい、クラッチがキィキィいっていて、いつクラッチが壊れるか・・と不安に過ごしていた
この音が出てくると、クラッチペダルの薄い板部分にクラックが入り、クラッチがモゲてしまうという話を聞いていたので
なので今回、予備のクラッチペダルに溶接対応をしてもらった
ちっちゃいけど当板もしてもらって、少しだけ補強も入れてもろた
外したクラッチを見たら、このバネのところのプラスチックのカラーが取れて、しかもバネが穴を拡大するイキオイで鉄を削っていた状態だった
キィキィ音のメインはここだったっぽい
なんだ〜、ならクラッチ溶接とかいらないじゃん、と思って外したクラッチを少しいじっていたら、溶接部分がポロンと剥がれて、結局みんなが起きるようなトラブルの一歩手前くらいになってしもた
マジあぶねかったじゃん
やっぱ28万キロも使いっぱなしのクラッチ、流石に限界だった模様・・
強化してもらったクラッチで走ってみたら、とても快適最強サイコー
やっぱこうじゃないとね。気持ちいい〜〜
2024年11月05日
■2024/10/29開催 VALINO Presents 若手優遇走行会12th イベントレポート
◆はじめに
2024年10月29日、筑波サーキットにて「VALINO Presents 若手優遇走行会12th」が開催されました。このイベントは、参加条件を若手ドライバー(年齢が10代20代)に限定し、若手の方に私エイトリアンが学んできたモータースポーツの素直な接し方を体験して欲しい、という趣旨で開催しています。
若手のクルマ好きのオーナーが、サーキット走行に抵抗を感じる一番の要素が、他人に迷惑を掛けてしまうのではないか、自分がその場に行って良いのか、といった気後れしてしまうという点を重視し、参加者を同世代の人たちだけに限定することで、少しでもそういった遠慮する気持ちを軽減して欲しいというのが大きなコンセプトです。
2024年度は、VALINOタイヤさんから冠スポンサーとして迎え、また、多くの協賛企業の支援のもとに実現しました。VALINOタイヤさんをはじめ、RGさん、RB160 YOKOHAMAさん、シーエフラボさん、BAR11さん、プロジェクト・ミューさん、宮富さん、そして多くの有志の皆様には、改めて深く感謝申し上げます。
参加者は10代から20代までの若手ドライバーが中心で、今回は計43台の車両が集結しました。本イベントでは、VALINOタイヤさんによるタイヤ貸出サービスが多くの参加者に利用されました。
また、大人気プロドライバーのターザン山田さんをゲストとしてお迎えし、同乗走行や的確なアドバイスにより、若手ドライバーたちは自らの愛車のポテンシャルを見つけ、サーキット走行への自信を深める一日となれたものと確信しています。
◆ターザン山田さんによる同乗走行
ターザン山田さんの同乗走行は、本走行会で最も参加者の心を掴んだコンテンツの一つでした。
普段、街乗りや自身のペースでサーキットを走る経験があったとしても、プロのドライバーが自分の愛車を運転し、その助手席に乗りながらプロの走りを体験する機会はそうありません。ターザン山田さんは一人一人の参加者に対し、的確なアドバイスと共に、ドライビングで車両でポテンシャルを体験させる、良い機会を与えてくださいました。
同乗走行が始まると、まずターザン山田さんの慎重でありながら大胆な操作に、多くの参加者が驚きの表情を浮かべていました。ステアリング操作、荷重移動、タイヤの使い方などを高い次元で実現し、まるで車が意志を持って走っているかのように滑らかに進んでいきます。特にブレーキングの精度や、加速時に踏み込むタイミングの巧妙さなど「まさにプロの技術」を感じさせるものが数多くありました。
また、同乗走行時には必ず、技術を理解できるように解説を加えながら走行していただきました。「このポイントでブレーキを踏む理由」「ここでアクセルを調整するとコーナー出口でのスピードが保てる」といった具体的なアドバイスは、サーキット初心者から上級者にとっても理解しやすいものでした。
実際に同乗した参加者は、走行後に「今までと全く違う視点で車を操作している」「この感覚を自分のものにしたい」と興奮しながら話しており、プロの技術に触れることができた喜びが伝わってきました。
同乗走行だけでなく、車両のポテンシャルを知りたいというオーナー向けに、ターザン山田さんによる参加者の愛車の単独走行も実施しました。
そんなターザン山田さんのアドバイスを活かしながら、参加者たちはそれぞれ自らの限界に挑む姿が見られました。ブレーキングポイントを見直す参加者や、コーナーでの加速を意識し始めた参加者も多く、プロの指導を受けたことで新たな挑戦に臨む意欲が芽生えたようでした。
特に初心者ドライバーの中には、サーキット走行に対して不安を抱いていた参加者もいましたが、山田さんとの同乗走行でその不安を取り除くことができ、自信を持って走行する様子が見受けられました。ターザン山田さんの助言とサポートが、参加者一人ひとりにとって貴重な学びの機会となり、プロの技術に触れたことが次回以降の走行への意欲を高める結果となりました。
◆VALINOタイヤの貸出サービス
VALINOタイヤさんとのコラボイベントでの最大の目玉の一つ、タイヤ貸出サービスは、多くの参加者にとって特別な体験となりました。これまでも貸出をしていたVR08GPシリーズのNeuma(試作モデル)、Sportと続き、今回は満を持してVR08GP EVOβの貸出も行いました。
これらのタイヤはそれぞれにグリップや耐久性など、異なる特徴を有しており、参加者の皆さんもなかなか普段履いていないタイヤでサーキットを走る、という経験はできないこともあり、本コンテンツはとても好評でした。
用意できるタイヤの数にも限りがあったため、今回は5人の方に試していただきました。「グリップ力が高い」「想定より減りが早くない」といった感想を寄せていました。
また、サーキット走行経験が浅い参加者にとっては、タイヤの性能がどれほど重要かを改めて実感する場面も多くありました。普段は街乗り用のタイヤで走行していると、グリップ力やブレーキ時の安定性に限界を感じることがありますが、タイヤの違いがもたらす走行感覚の違いを強く実感することができました。これにより、参加者はタイヤ選びの重要性を理解し、走行技術を支える大切な要素としてタイヤの役割を見直す機会ともなりました。
さらに、VALINOタイヤさんのタイヤを通じて、多くの参加者が次回の走行会にも積極的に参加したいという意欲を示していました。「次回もぜひこのタイヤで走ってみたい」「自分の履いていたハイグリップタイヤよりベストタイムが出た」といった声が多く聞かれ、VALINOタイヤの信頼性が一層高まったことが伺えます。
また「惜しみなくタイヤを貸し出してくれるなんてすごい」「実際にサーキット現場に来て、ユーザの声を積極的に聞いてくれるメーカーは信頼ができる」「VALINOはドリフト中心のタイヤメーカーだと思っていたが、高い性能のグリップ用タイヤも提供してくれていることを知ることができて良かった」といった声もあり、VALINOタイヤさんのタイヤ貸出サービスが走行会の質を向上させる貴重な役割を果たしました。
改めてVALINOタイヤさんに感謝申し上げます。
◆走行イベント
基本的にはフリー走行となります
若手優遇走行会は、サーキット初心者の方が他の参加者に気後れしないで参加できるように、という趣旨で走行枠を運用しています
特にサーキットデビューの方については、下記を重視してクラス設定をしています
@デビューの方に特別な解説
A先導車付きのカルガモ走行で走行ラインやコースを覚えてもらう
Bデビューの方だけのクラスを可能な限り設定し、全員がサーキットデビュー同期として交流を深めてもらう
カルガモ走行の様子
デビューの方向けにターザン山田さんからのコース解説
◆熱狂のじゃんけん大会と協賛企業からの豪華賞品
走行イベントが終了すると、各協賛企業から提供された豪華賞品がかけられたじゃんけん大会が行われます。
今回は、ギリギリ終了間際から雨が降ってきたため、ピット内で実施しました
会場内には熱気が満ち、参加者たちは真剣な表情で勝負に挑んでいました。今回の目玉賞品はVALINOタイヤさんから提供されたタイヤ4本セットで、じゃんけんの末に勝者が決まるたびに歓声と拍手が沸き起こり、会場の雰囲気は最高潮に達しました。
みごとVALINOタイヤを獲得されたZC33スイフト乗りのたいしょうさんです!おめでとうございます。
タイヤを獲得したたいしょうさんは、他の参加者や観客から祝福され、笑顔で賞品を受け取る姿がとても印象的でした。
また、RB160 YOKOHAMAさんやカーファクトリーNEXUSさん、シーエフラボさん、BAR11さん、プロジェクト・ミューさん、宮富さん、からも多彩な賞品が提供され、オリジナルグッズやメンテナンスキットなど、実用的で魅力的なアイテムが数多く揃いました。参加者たちは、それぞれの賞品を目指してじゃんけんを繰り返し、和気あいあいとした雰囲気の中で親睦を深めていました。
◆次回開催への期待と若者へのエール
VALINO Presents 若手優遇走行会12thを通じて、次世代を担う若手ドライバーたちがサーキット走行への興味をさらに高め、次なる目標に向かって挑戦意欲を膨らませました。
VALINOタイヤさんの協賛とターザン山田さんの指導のもと、参加者たちは車を操る楽しさを再認識し、今後もスキルを磨き続けたいという強い姿勢を示しました。多くの参加者が「次回も参加したい」「さらなるタイム短縮に挑戦したい」と意欲を燃やし、若い世代の間でモータースポーツへの関心が一層高まっていることが伺えます。
私たち主催者側も、次回のイベントではプログラムの更なる充実を図り、より多くの若者がサーキットでの挑戦を楽しみ、自信を深められる場を提供することを目指しています。参加者の成長とともに、VALINOタイヤさんや他の協賛企業のサポートが引き続き提供されることで、未来のモータースポーツシーンが一層豊かになることを期待しています。
今後も若手ドライバーたちがこのイベントを通じて技術力と自信を培い、新たな挑戦の場へと踏み出せるよう、引き続き全員が一丸となって取り組んでいく所存です。
◆最後に
「VALINO Presents 若手優遇走行会12th」は、若手ドライバーにとってサーキット走行の楽しさと自信を深める重要な場であり、参加者、協賛企業、運営スタッフ全員の協力で大成功を収めました。VALINOタイヤさんをはじめとする協賛企業の皆様のご支援により、多くの若手ドライバーが自らの愛車と向き合い、走行スキルの向上を目指す一日を過ごすことができました。若手ドライバーたちが安全で充実したサーキット体験を積み、次世代のモータースポーツ文化の発展に繋がることを願っています。
2024年10月24日
■エイトリアンカップ&ロードスターストライクの軌跡:企画から開催に向けての道のり
2025年1月26日に、RX-8ワンメイクのタイムアタック走行会エイトリアンカップ100回目を記念したイベントを開催します。その名も「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」です。
イベント公式サイト:https://8cup-rst.jimdofree.com/
イベント公式X(Twitter):https://x.com/8cuprst
RX-8だけでなく、同じマツダのスポーツカー、ロードスターも加えた形でのイベントを企画するにあたり、様々な想いを書いて見ましたので、ご一読いただけたら嬉しいです。
第0章: 100回目以降のエイトリアンカップについて
エイトリアンカップの今後についてですが、100回目で終了させる的なことも案としてお話したこともあるかもしれませんが、参加者の方や様々な方とお話する中で、開催頻度などの見直しをしながら、100回目以降も継続して開催します。
「エイトリアンカップ」というRX-8だけのワンメイクイベントとして、少なくとも2025年は4月のSUGO、5月の十勝、11月の岡山、12月の筑波という形は継続予定です。今後、RX-8でサーキット走行をするオーナーの方が激減するなどの事態が発生した場合、大きく開催数を激減させる or 終了する、というようなこともあるかもしれませんが、現時点でエイトリアンカップを終了する予定はありません。
ただし、一つの目安は2003年にRX-8が発売されてから30年が経過する2033年、もしここまでエイトリアンカップが継続していたならば、その時は大きく変化をさせることも想定しています。先のことなので誰も予想できませんが。
引き続き、RX-8を愛する人たちと楽しんでいきたいと考えております。皆さん、何卒よろしくお願いいたします。
なお、「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」は、エイトリアンカップ100回目記念イベントです。RX-8のデモカーなども参加いただく他、ささやかな記念品も予定しております。(ロードスターストライクとして、ロードスターのデモカーなどの参戦も予定しています。)
実際には99回目ではありますが、どうしても筑波サーキットをアニバーサリーの地としたかったため、100(-1)回目、という表現で実施いたします。実際の100回目のイベントは別の会場での開催となるかと思いますが、そのイベントは通常のエイトリアンカップであり、アニバーサリー的には扱わない予定です。
エイトリアンカップを大きく育ててくれた筑波サーキット、私自身のモータースポーツのすべてと言っても良い筑波サーキット、すべての原点にあるこの筑波サーキット以外での記念イベントの開催はあり得ません。
少し分かりづらくて大変申し訳ありません。
第1章: イベントの誕生−夢の種が芽生えるまで
「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」は、私にとって特別な意味を持つイベントです。元々、私は長年にわたってサーキット走行を楽しんできましたが、その中でもRX-8とロードスターという2つの車が持つ魅力に惹かれてきました。この2車種に限定したイベントを開催するというアイデアは、サーキット仲間たちとの会話や過去のエイトリアンカップの経験を通じて徐々に形作られたものです。
エイトリアンカップ自体は、20年間、約100回が開催され、RX-8オーナーたちの間で広く認知されているイベントです。しかし、100回目という節目を迎えるにあたって、「今までとは異なる何か特別なものを企画したい」という想いが強くなりました。それが「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」へと発展するきっかけとなりました。
このイベントは、単にサーキットを走るだけでなく、参加者同士の交流を深め、RX-8やロードスターそのものに対する愛着や情熱を再確認できる場にしたいと考えています。RX-8とロードスターはどちらもドライバーとの一体感を重視する車であり、その特性が参加者を引き寄せ、互いに共感し合える大切な機会を提供するものだと信じています。
第2章: コンセプトの具体化−二つの魂を一つの舞台へ
※AIで作った画像です
イベントの基本コンセプトが決まった後、次に重要となったのは、どうやって具体的な形に落とし込んでいくかという部分です。最初に直面したのは、2車種限定というコンセプトをどう実現するかでした。RX-8とロードスターという異なる特性を持つ車種を、一つのイベントにどう融合させるかは大きな挑戦でした。
特に、ロードスターの参加者をどのように巻き込むかは慎重に考えなければなりませんでした。ロードスターは多くのオーナーがサーキットを楽しんでいる一方で、RX-8とは異なるファン層が存在します。そのため、どのように両者の間に共通の価値観を見出し、イベントとしての魅力を高められるかが鍵となりました。
その一環として、両車種のタイムアタックにフォーカスしつつも、交流の場を提供することが大事だと感じました。単に速さを競うだけではなく、車やチューニングに対する情熱を共有し、参加者全員が楽しめるような仕組みを考えました。また、過去のエイトリアンカップの経験から、参加者が求める「車との一体感」や「仲間との交流」という価値観を中心に据え、両車種の特性を活かせるクラス設定やイベントスケジュールを練り上げました。
第3章: サーキットと日程の確定−場所とタイミングの重要性
イベントを成功させる上で最も重要な要素の一つが、開催場所と日程の選定でした。今回は100回目のエイトリアンカップ記念イベントであり、特別な場所が必要だと感じていました。これまでのエイトリアンカップは全国各地のサーキットで開催されてきましたが、やはり原点あ「筑波サーキットコース2000」であり、ここを外すワケにはいかないだろう、と選定しました。
筑波サーキットは、エイトリアンカップだけでなく、多くのサーキット走行愛好者にとっての聖地です。特に、コース2000はタイムアタックの聖地として知られ、RX-8やロードスターのような軽量スポーツカーがその性能を最大限に発揮できる舞台でもあります。このサーキットで走ること自体が多くの参加者にとって特別な経験となるはずです。
日程については、参加者が集まりやすいタイミングを見計らい、2025年1月26日(日)を選びました。冬場のサーキット走行は、エンジンのパフォーマンスが向上しやすい気候条件でもあり、特にタイムアタックを目指す参加者にとっては好条件です。また、週末の開催にすることで、遠方からの参加者も多く集めることができると考えました。幸い、サーキット側との超世もうまくいき、この日程が確定しました。
サーキットと日程が確定したことで、いよいよイベントの詳細な準備に移ることができました。しかし、まだ多くの課題が残されていました。特に、参加者数の確保やご出展・ご協賛企業との調整、そして当日のスムーズな運営をどう実現するかという点について、慎重に計画を進める必要がありました。
第4章: 参加者の集客−デジタルマーケティングとターゲット層へのアプローチ
※AIで作った画像です
参加者の集客は、イベントの成功に向けた最大の課題の一つです。今回は、RX-8とロードスターという2車種に限定したイベントであり、その特性から参加者数が制限されるリスクもありました。しかし、それでも2車種に特化することで、より深いコミュニティを形成し、参加者同士の交流を促進できると考えました。
集客に向けては、デジタルマーケティングが中心的な役割を果たしました。特に、X(Twitter)を活用し、ターゲットとなる車愛好者層にアプローチしています。
今後、過去のイベント参加者の声や、車の魅力を伝える投稿を通じて、フォロワーの関心を引く活動を実施します。また、参加者が自分の車を紹介する機会を提供する予定で、参加を検討している方のモチベーションを高める工夫をして参ります。
参加者自身がSNSを通じてイベントの宣伝を行う形となり、自然な形でイベントの認知度拡大を狙います。
第6章: イベントの構成とスケジュール−タイムアタックと交流を融合させる
※AIで作った画像です
イベント当日のスケジュールについても、詳細な計画が進められています。エイトリアンカップ&ロードスターストライクは、単なるサーキット走行会ではなく、参加者同士の交流や、協賛企業との接点を深めるための要素も取り入れています。そのため、タイムアタックの競技部分だけでなく、さまざまな企画を通じて参加者が一日を楽しめるような内容が計画されています。
※出展企業エリアは終日オープンしています
まず、午前中はNR-Aのタイムアタック、スーパーラップ及びエイトリアンカップのタイムアタックが中心となります。昼からロードスターのタイムアタックとなります。RX-8とロードスターそれぞれが自分の限界に挑み、ベストタイムを狙う場面が繰り広げられます。特に、RX-8のドライバーたちは、エイトリアンカップの過去の記録を意識し、自己ベストを更新することに熱意を燃やしています。一方で今回新たに加わるロードスターの参加者の皆さんは、その軽快な走行性能を駆使し、どこまでタイムを縮められるかに挑戦します。
コース以外では、協賛企業やチューニングショップによる出展ブースを巡る時間が設けられます。ここでは、最新のチューニングパーツやアクセサリーが展示され、参加者や観客が興味深く見入る姿が想定されています。また、デモ走行やトークショーといった企画も予定されており、参加者や観客にとっても楽しみの一つです。特に、パーツメーカーやチューニングショップとの交流が深まることで、参加者は自分の車に対する新たなアイデアを得ることができるでしょう。
第7章: イベントの準備と課題−未来への展望を見据えて
イベント開催に向けて、現在も着々と準備が進んでいます。しかし、大規模なイベントを成功させるためには、まだ多くの課題が残っています。特に、当日の天候や参加者の安全管理、スムーズな運営体制を確保するために、細部にわたる計画が必要です。
まず、参加者の安全を最優先に考え、サーキット走行におけるリスク管理を徹底しています。サーキットは高速度で走行する場であるため、万が一の事故に備える体制を整えることが不可欠です。そのため、当日は医療スタッフの準備も計画しており、万全の安全管理体制を敷いています。また、事前に参加者全員に走行ルールや安全対策を周知し、危険行為の防止に努めています。
参加車両のレギュレーションについても、これまでのエイトリアンカップのルールを踏襲した形での基準を策定しました。
特に軽量化を優先し過度に安全面を犠牲にするチューニングはNGとしています。
ロードスターはオープンカーであるため、RX-8とはまた異なるレギュレーションが必要であり、関係者との意見交換を実施しました。これらはまだ過渡期であり、今後も発展させていく予定です。
さらに、当日の天候にも注意が必要です。特に冬場の筑波サーキットは、路面温度も低く、アウトラップからのタイヤウォーミングなどが重要となってきます。
また、イベント当日の運営を円滑に進めるため、多くのスタッフの協力を予定しております。受付や車検、タイム計測など、多岐にわたる業務を分担し、スムーズに進行できるように準備が進められています。スタッフの協力なしには、これほど大規模なイベントの運営は難しいため、彼らのサポートに感謝しつつ、最高のイベントを目指しています。
第8章: 未来への展望−エイトリアンカップのさらなる発展
エイトリアンカップ&ロードスターストライクは、その第一回目を2025年1月26日に開催予定ですが、このイベントが成功すれば、さらに大きな規模へと成長させたいと考えています。今回のイベントを通じて、RX-8とロードスターのオーナーたちが一堂に会し、互いに切磋琢磨する場が提供できることは非常に意義深いものです。しかし、このイベントはまだ始まりに過ぎません。
今後は、会場を更に展開していく計画があります。マツダが誇るスポーツカーの魅力を広く伝えることで、モータースポーツの楽しさをさらに多くの人々に知ってもらいたいという願いがあります。今回のエイトリアンカップ&ロードスターストライクが、その第一歩となることでしょう。
また、サーキット走行という特別な体験をより多くの人々に提供するため、初心者向けの走行会や、家族で楽しめるイベントなど、多様な企画を考えています。これにより、モータースポーツの敷居を下げ、より多くの人々にその楽しさを知ってもらうことができれば、私たちの活動がさらに広がっていくはずです。
このように、エイトリアンカップ&ロードスターストライクは、単なる一日限りのイベントではなく、未来への大きな可能性を秘めたプロジェクトです。2025年1月26日、筑波サーキットでの成功を皮切りに、さらに多くの車愛好者たちが集い、モータースポーツの魅力を共有する場を提供していきたいと考えています。
イベント公式サイト:https://8cup-rst.jimdofree.com/
イベント公式X(Twitter):https://x.com/8cuprst
RX-8だけでなく、同じマツダのスポーツカー、ロードスターも加えた形でのイベントを企画するにあたり、様々な想いを書いて見ましたので、ご一読いただけたら嬉しいです。
第0章: 100回目以降のエイトリアンカップについて
エイトリアンカップの今後についてですが、100回目で終了させる的なことも案としてお話したこともあるかもしれませんが、参加者の方や様々な方とお話する中で、開催頻度などの見直しをしながら、100回目以降も継続して開催します。
「エイトリアンカップ」というRX-8だけのワンメイクイベントとして、少なくとも2025年は4月のSUGO、5月の十勝、11月の岡山、12月の筑波という形は継続予定です。今後、RX-8でサーキット走行をするオーナーの方が激減するなどの事態が発生した場合、大きく開催数を激減させる or 終了する、というようなこともあるかもしれませんが、現時点でエイトリアンカップを終了する予定はありません。
ただし、一つの目安は2003年にRX-8が発売されてから30年が経過する2033年、もしここまでエイトリアンカップが継続していたならば、その時は大きく変化をさせることも想定しています。先のことなので誰も予想できませんが。
引き続き、RX-8を愛する人たちと楽しんでいきたいと考えております。皆さん、何卒よろしくお願いいたします。
なお、「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」は、エイトリアンカップ100回目記念イベントです。RX-8のデモカーなども参加いただく他、ささやかな記念品も予定しております。(ロードスターストライクとして、ロードスターのデモカーなどの参戦も予定しています。)
実際には99回目ではありますが、どうしても筑波サーキットをアニバーサリーの地としたかったため、100(-1)回目、という表現で実施いたします。実際の100回目のイベントは別の会場での開催となるかと思いますが、そのイベントは通常のエイトリアンカップであり、アニバーサリー的には扱わない予定です。
エイトリアンカップを大きく育ててくれた筑波サーキット、私自身のモータースポーツのすべてと言っても良い筑波サーキット、すべての原点にあるこの筑波サーキット以外での記念イベントの開催はあり得ません。
少し分かりづらくて大変申し訳ありません。
第1章: イベントの誕生−夢の種が芽生えるまで
「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」は、私にとって特別な意味を持つイベントです。元々、私は長年にわたってサーキット走行を楽しんできましたが、その中でもRX-8とロードスターという2つの車が持つ魅力に惹かれてきました。この2車種に限定したイベントを開催するというアイデアは、サーキット仲間たちとの会話や過去のエイトリアンカップの経験を通じて徐々に形作られたものです。
エイトリアンカップ自体は、20年間、約100回が開催され、RX-8オーナーたちの間で広く認知されているイベントです。しかし、100回目という節目を迎えるにあたって、「今までとは異なる何か特別なものを企画したい」という想いが強くなりました。それが「エイトリアンカップ&ロードスターストライク」へと発展するきっかけとなりました。
このイベントは、単にサーキットを走るだけでなく、参加者同士の交流を深め、RX-8やロードスターそのものに対する愛着や情熱を再確認できる場にしたいと考えています。RX-8とロードスターはどちらもドライバーとの一体感を重視する車であり、その特性が参加者を引き寄せ、互いに共感し合える大切な機会を提供するものだと信じています。
第2章: コンセプトの具体化−二つの魂を一つの舞台へ
※AIで作った画像です
イベントの基本コンセプトが決まった後、次に重要となったのは、どうやって具体的な形に落とし込んでいくかという部分です。最初に直面したのは、2車種限定というコンセプトをどう実現するかでした。RX-8とロードスターという異なる特性を持つ車種を、一つのイベントにどう融合させるかは大きな挑戦でした。
特に、ロードスターの参加者をどのように巻き込むかは慎重に考えなければなりませんでした。ロードスターは多くのオーナーがサーキットを楽しんでいる一方で、RX-8とは異なるファン層が存在します。そのため、どのように両者の間に共通の価値観を見出し、イベントとしての魅力を高められるかが鍵となりました。
その一環として、両車種のタイムアタックにフォーカスしつつも、交流の場を提供することが大事だと感じました。単に速さを競うだけではなく、車やチューニングに対する情熱を共有し、参加者全員が楽しめるような仕組みを考えました。また、過去のエイトリアンカップの経験から、参加者が求める「車との一体感」や「仲間との交流」という価値観を中心に据え、両車種の特性を活かせるクラス設定やイベントスケジュールを練り上げました。
第3章: サーキットと日程の確定−場所とタイミングの重要性
イベントを成功させる上で最も重要な要素の一つが、開催場所と日程の選定でした。今回は100回目のエイトリアンカップ記念イベントであり、特別な場所が必要だと感じていました。これまでのエイトリアンカップは全国各地のサーキットで開催されてきましたが、やはり原点あ「筑波サーキットコース2000」であり、ここを外すワケにはいかないだろう、と選定しました。
筑波サーキットは、エイトリアンカップだけでなく、多くのサーキット走行愛好者にとっての聖地です。特に、コース2000はタイムアタックの聖地として知られ、RX-8やロードスターのような軽量スポーツカーがその性能を最大限に発揮できる舞台でもあります。このサーキットで走ること自体が多くの参加者にとって特別な経験となるはずです。
日程については、参加者が集まりやすいタイミングを見計らい、2025年1月26日(日)を選びました。冬場のサーキット走行は、エンジンのパフォーマンスが向上しやすい気候条件でもあり、特にタイムアタックを目指す参加者にとっては好条件です。また、週末の開催にすることで、遠方からの参加者も多く集めることができると考えました。幸い、サーキット側との超世もうまくいき、この日程が確定しました。
サーキットと日程が確定したことで、いよいよイベントの詳細な準備に移ることができました。しかし、まだ多くの課題が残されていました。特に、参加者数の確保やご出展・ご協賛企業との調整、そして当日のスムーズな運営をどう実現するかという点について、慎重に計画を進める必要がありました。
第4章: 参加者の集客−デジタルマーケティングとターゲット層へのアプローチ
※AIで作った画像です
参加者の集客は、イベントの成功に向けた最大の課題の一つです。今回は、RX-8とロードスターという2車種に限定したイベントであり、その特性から参加者数が制限されるリスクもありました。しかし、それでも2車種に特化することで、より深いコミュニティを形成し、参加者同士の交流を促進できると考えました。
集客に向けては、デジタルマーケティングが中心的な役割を果たしました。特に、X(Twitter)を活用し、ターゲットとなる車愛好者層にアプローチしています。
今後、過去のイベント参加者の声や、車の魅力を伝える投稿を通じて、フォロワーの関心を引く活動を実施します。また、参加者が自分の車を紹介する機会を提供する予定で、参加を検討している方のモチベーションを高める工夫をして参ります。
参加者自身がSNSを通じてイベントの宣伝を行う形となり、自然な形でイベントの認知度拡大を狙います。
第6章: イベントの構成とスケジュール−タイムアタックと交流を融合させる
※AIで作った画像です
イベント当日のスケジュールについても、詳細な計画が進められています。エイトリアンカップ&ロードスターストライクは、単なるサーキット走行会ではなく、参加者同士の交流や、協賛企業との接点を深めるための要素も取り入れています。そのため、タイムアタックの競技部分だけでなく、さまざまな企画を通じて参加者が一日を楽しめるような内容が計画されています。
※出展企業エリアは終日オープンしています
まず、午前中はNR-Aのタイムアタック、スーパーラップ及びエイトリアンカップのタイムアタックが中心となります。昼からロードスターのタイムアタックとなります。RX-8とロードスターそれぞれが自分の限界に挑み、ベストタイムを狙う場面が繰り広げられます。特に、RX-8のドライバーたちは、エイトリアンカップの過去の記録を意識し、自己ベストを更新することに熱意を燃やしています。一方で今回新たに加わるロードスターの参加者の皆さんは、その軽快な走行性能を駆使し、どこまでタイムを縮められるかに挑戦します。
コース以外では、協賛企業やチューニングショップによる出展ブースを巡る時間が設けられます。ここでは、最新のチューニングパーツやアクセサリーが展示され、参加者や観客が興味深く見入る姿が想定されています。また、デモ走行やトークショーといった企画も予定されており、参加者や観客にとっても楽しみの一つです。特に、パーツメーカーやチューニングショップとの交流が深まることで、参加者は自分の車に対する新たなアイデアを得ることができるでしょう。
第7章: イベントの準備と課題−未来への展望を見据えて
イベント開催に向けて、現在も着々と準備が進んでいます。しかし、大規模なイベントを成功させるためには、まだ多くの課題が残っています。特に、当日の天候や参加者の安全管理、スムーズな運営体制を確保するために、細部にわたる計画が必要です。
まず、参加者の安全を最優先に考え、サーキット走行におけるリスク管理を徹底しています。サーキットは高速度で走行する場であるため、万が一の事故に備える体制を整えることが不可欠です。そのため、当日は医療スタッフの準備も計画しており、万全の安全管理体制を敷いています。また、事前に参加者全員に走行ルールや安全対策を周知し、危険行為の防止に努めています。
参加車両のレギュレーションについても、これまでのエイトリアンカップのルールを踏襲した形での基準を策定しました。
特に軽量化を優先し過度に安全面を犠牲にするチューニングはNGとしています。
ロードスターはオープンカーであるため、RX-8とはまた異なるレギュレーションが必要であり、関係者との意見交換を実施しました。これらはまだ過渡期であり、今後も発展させていく予定です。
さらに、当日の天候にも注意が必要です。特に冬場の筑波サーキットは、路面温度も低く、アウトラップからのタイヤウォーミングなどが重要となってきます。
また、イベント当日の運営を円滑に進めるため、多くのスタッフの協力を予定しております。受付や車検、タイム計測など、多岐にわたる業務を分担し、スムーズに進行できるように準備が進められています。スタッフの協力なしには、これほど大規模なイベントの運営は難しいため、彼らのサポートに感謝しつつ、最高のイベントを目指しています。
第8章: 未来への展望−エイトリアンカップのさらなる発展
エイトリアンカップ&ロードスターストライクは、その第一回目を2025年1月26日に開催予定ですが、このイベントが成功すれば、さらに大きな規模へと成長させたいと考えています。今回のイベントを通じて、RX-8とロードスターのオーナーたちが一堂に会し、互いに切磋琢磨する場が提供できることは非常に意義深いものです。しかし、このイベントはまだ始まりに過ぎません。
今後は、会場を更に展開していく計画があります。マツダが誇るスポーツカーの魅力を広く伝えることで、モータースポーツの楽しさをさらに多くの人々に知ってもらいたいという願いがあります。今回のエイトリアンカップ&ロードスターストライクが、その第一歩となることでしょう。
また、サーキット走行という特別な体験をより多くの人々に提供するため、初心者向けの走行会や、家族で楽しめるイベントなど、多様な企画を考えています。これにより、モータースポーツの敷居を下げ、より多くの人々にその楽しさを知ってもらうことができれば、私たちの活動がさらに広がっていくはずです。
このように、エイトリアンカップ&ロードスターストライクは、単なる一日限りのイベントではなく、未来への大きな可能性を秘めたプロジェクトです。2025年1月26日、筑波サーキットでの成功を皮切りに、さらに多くの車愛好者たちが集い、モータースポーツの魅力を共有する場を提供していきたいと考えています。
2024年08月10日
■VALINO新作タイヤ VR08GP SPORTでTC1000タイムアタックリベンジとロガーテストを実施しました
前回テスト時に、食ってない、グリップ力が低いと評価した VALINOのVR08GP SPORTだが、TW300というコンパウンドが全く溶けてなかったことから、じゃあ真夏の路温がめちゃくちゃ高い時期に走ってみたら溶けてグリップが得られるのではないか?というテストをしてみた
結論から言うと、真夏ならたしかにコンパウンドにそれなりに熱は入るが、それでも運動エネルギーを熱エネルギーに変換する力が弱い、すなわちコンパウンドの質が良くない、となる
もちろん、エコタイヤのようなものではないので、ハイグリップ上中下、というランクがあったら、ハイグリップ中の下、というグリップ力と思ってもらえればありがたい
<なんの根拠もない勝手な分類>
ハイグリップ上⇒05D、12D、052、71RS、200R
ハイグリップ中⇒Z3、AD09、VR08GP 新NEUMA
ハイグリップ中の下⇒Goodride、VR08GP Sport
ハイグリップ下⇒アドレナリン
この日の気温は、計測してないがたぶん35℃くらい
エアは温間1.7〜8を目指して冷間1.3でスタート
1本目41秒524
確かに前よりはグリップするが、やはりここぞというところの横グリップも縦グリップも足りない
フロントも横に踏ん張ってくれない
ちょいつらめ
ちなみに今回、HRDさんからロガーをお借りして、自分の車両のデータ収集テストも行った
俺はOBDポートにつなぐメーター系などは一切装着しない派
ほとんど問題ないんだけど、ときたま通信のエラーなどで車両にエラーが発生する場合がゼロではないので、そういうリスクを排除するために、だ
が、OBDポートを経由して、単なるCAN通信で車内にブロードキャストされているデータをhearするだけならば問題は起きないのでは?、という話をHRDさんに教えてもらい、自分なるほど、確かにそうなんだということの確信を得るまで調べることができたので、今回、HRDさんから、バイクのレースガチ勢の間では鉄板らしい2DというメーカーのCANロガーをお借りしてCANロガーを借りてテストをした
4輪だと、スーパーGTのグッドスマイル初音ミクZ4にも使われていた
CANで色々なデータが流れているのは知っているが、ブロードキャストされているデータと、問い合わせをして答えてもらうデータの2週類があるってのは知らなかった
4輪それぞれの速度、それに合わせてスリップ率、ステア舵角その他なんでもブロードキャストされているデータが取れるので、すごく参考になる
タイヤのグリップは、スリップ率115%程度が一番良いということで、ロガーデータから縦のスリップ率がまだ不足しているので、少し縦を意識して、リアタイヤをエア張り気味にして走って見ては?との提案があったので、リアのみ0.4キロ追加して再度走行を実施
縦のスライド?があってもそのままアクセルを戻さずに走行してみるなどもチャレンジ
結果的にタイムは少しあがり、41秒264
今回、全面的にお世話になったHRDさんには大感謝です
ということで、ド真夏にテストをした結果として、やはりSPORTは、タイムを狙っていうタイヤではないとは言える
が、じゃあつまんねーのか?っていうとそうでもない
食わないタイヤでもないし、タイムが全く出ないタイヤでもない
こんな真夏に走ったあとでもトレッド面はめちゃくちゃキレイで、耐摩耗性で言えばピカ一
でも、こういうタイヤを買う人が求める部分ではないと思うので、この辺は再検討して欲しいところ
なお、タイヤ交換する気力も起きないくらい暑かったのでそのまま帰宅したが、ロードノイズも少ないしとても街乗りでも乗りやすいタイヤなのは間違いない
温かい時期であれば、街乗り+サーキットというニーズにピッタリな仕様だと思うが、路温が低い時期だとかなり辛いので、やはりTW300というコンパウンドを、TW240程度まで落とすなどを検討して欲しいところだ