
ちょっと参加までの前段が長いですが、お付き合いください。
◆今回の参加の前までの紆余曲折
今回のエイトリアンカップ鈴鹿では、不慣れなコースではあるが、レコードに近いタイムを出すつもりで昨年から準備をしていた。
ちょうど1年前、2月のエイトリアンカップ鈴鹿2ndは、1末の筑波サーキットのコンクリートウォールへのクラッシュにより欠席。夏のエイトリアンカップ鈴鹿で走行し、A052を借りて事前練習の甲斐もあり、27秒6でクラス優勝。
それからしばらく鈴鹿は走行しておらず、1月のチャレンジグランプリに出場すべく、12月末に走行したが、裏ストレートでガス欠症状が発生してしまってまともにアタックできず。燃料ポンプ周りの異常だが、交換するにはちょっと時間も足りない。リアルテック浜ちゃんに聞いたところ、同じ症状が出た人もいるらしく、燃料を多く入れれば問題なしとのことで、チャレグラは満タン走行で参加する方向で考えていた。
が、新年のターンパイク走り初めで燃料ポンプ周りのトラブルでプチクラッシュ。
車両に多少の破損。このまま走れなくもないが、さすがにこの状態で鈴鹿を走る気にはなれずチャレグラ断念。
結局原因は、インタンク式コレクタータンクが外れて中で暴れていたのが原因だった風で、一旦コレクタータンクを外して様子を見ることに。
その後、筑波やセントラルなどでもそれなりに攻めたガソリン量で特に問題が発生しなかったことから、今シーズンはコレクタータンクを使わない運用とすることを決意。
そして筑波でも1秒111など快調な流れだったため、2/9エイトリアンカップ鈴鹿4thに向け、2/5に練習で鈴鹿を走行する。ここでまたもや問題が。
なんと、ガス欠症状がやはり発生してしまうのだ!!
え?治ったんじゃないの?どうなってんの?

オリジナルBOXのインタンク式コレクタータンクは、純正ポンプに穴を空けてそこから燃料をコレクタータンク側で貯め込んで燃料偏りを防止する機能となっている。で、コレクタータンクを外せば当然その穴から燃料が出て来るワケで、鈴鹿のスプーンの様に長時間右Gが掛かる状態が発生した時に限っては燃料が不足し、空吸いが発生する、というワケだ。マジかよ・・・。
なので、とりあえずガソリンの量を増やして走行してみる。そうすると確かに起きない。が、最低でも40リッター程度入れてないと駄目ということで、走行には全く有利とはいえない・・でももう時間もないし、結局やっぱり燃料を多くして走るしかない、という結論でエイトリアンカップ鈴鹿4thを迎えたのであった。
◆エイトリアンカップ鈴鹿4thへの参加にあたって

この日は、RE-05Dの新品で2周筑波を走っただけの中古削りで、ホントに最初のワンラップのみで勝負を決めようと思っていた。そのために2/5もガス欠症状のでない部分で練習しまくったし、毎日車載映像や教則DVDなどで勉強もしまくり。
速度感の違いもなるべくないようにちょい古いRE-05D中古で走っていたので、アジャストもそれほど困難ではない。
不安材料はガス欠症状が出ないか?という点。
これはもうさっぱりわかんないので、とにかく横Gが長く掛かっていたとしても、ポンプの周りからガソリンがなくならない状況の量、すなわち70%程度の残量として走行することにした。70%で走行するなんて、俺、ガチでこの10年以上なかったんじゃねーか?ってくらい(笑
◆エイトリアンカップ鈴鹿4th当日

今回、2台の欠席車両がいたたため、走行車両は32台。
走行方法は、これまでの「アタックタイム」と「思いやりタイム」というゆるいクラス分けではなく、Periさんが富士で運営している毒蝮走行会をリスペクトし、明確にクラスを16台ずつAクラス/Bクラスと分け、最初の15分はAクラス、後半はBクラス、そして最後の時間は混走、フリー走行という具合にした。
どの枠もチェッカーが入らないので、わかりやすくするためにBクラス走行は赤字で電光掲示板(俺たちの通称『パチンコ吉兆』)には赤字でBクラス走行、と表示してもらう様な運用にしたのだが、見やすいと好評だった。
ちなみに鈴鹿の場合、必ず最初の1周目は完熟走行をしなければならないルールになっているので、筑波などの様に、一発目、タイヤウォームをしておいてそのままスーパーラップ、みたいなのはできない。

そのため、今回はタイヤウォーマーを使用せず、最初の完熟走行+アウトラップでそこそこタイヤを温め、2周目でアタックをして、最悪保険でもう1周、という予定で走行することにした。
ただRE-05Dをこの6kmの鈴鹿サーキットで走行して、タイヤがタレないのかどうか?そこがとにかく気になるところ。なのであまり前半で温めすぎると後半で厳しくなるので、そこそこグリップするかな?くらいに留めておいてアタックをすることにした。
が!!!
走行するぞ!と気合を入れていた時、前枠のAttackで赤旗中断が。え?まさか・・?そう、そのまさか、エンジンブローした車両が1コーナーからS字までオイルを撒いてしまい、その処理を行っているとのアナウンス・・。マジかよ・・マジかよ・・・。
鈴鹿スタッフに走行前「オイル処理のおがくずはスイーパーで最後キレイにしたりしないんですか?」と聞いたところ「ウチはおがくず使いません。特殊なオイルを吸収する、砂みたいのを使っているのでおがくずみたいな極端なグリップダウンはないですよ。ただ、1周目は様子を必ず確認しながらにしてくださいね。」という回答。
ん?なんか俺の想像していた回答と違うぞ?あたかも、「アタックするのに様子をみてね」ということであり「処理剤がなくなるまではグリップしない」という回答ではない。え?鈴鹿ってもしかして、オイルくらいヘでもないの??
まさかね・・と思いながら、予定の5分ディレイでスタート。最初の完熟走行で処理剤の様子を見る。うひゃ〜〜〜完全にもうダメダメじゃーん。レコードラインにオイル出てるわ〜〜・・・と思うが、処理剤の上にのってもそんなに滑らない?あれ??もしかしてイケちゃう?

まぁ迷ってもしゃーない。
1コーナーにややビビリながら突っ込む。お、結構イケるかも?S字もイケる!よし!このままいくぞ!とアタックを敢行し、鬼門のスプーンから裏ストレート。4速全開から5速に上げた時、ガス欠症状は発生しない!よしっ!
で、シケインを立ち上がりコントロールラインを通過じ、2分23秒12の文字が見えてまずは課題クリア!次行くぞ!と再度1コーナーに突っ込む。そして2コーナーでリアがだいぶ怪しく、S字時点でタイヤがかなりヘロヘロ。こりゃもう駄目だと思って、走行終了を決めた。
ピットに戻り、タイムを確認。2分23秒123とのこと。よし!
自己ベストを1秒5更新。
05Dを使っているのでもっと伸ばす必要はあったが、1〜2コーナーがオイル処理ある現状なら十分だろう。
2位以下とは1秒以上空いており、ダントツのトップタイム。
とは言え、LEGとリアルテックのコースレコードである21秒9台には全く及んでいないため、満足度は70%くらい。今回、21秒台は狙っていたんだけどなぁ・・・。やっぱそう甘くないか。


なお、お見送りを実施してくれたのはLaLaSweetさんのRQ。
2年連続Attackと一緒の日なので、お見送りをやってもらえているわけだが、ありがたやありがたや。
◆今後の目標について
今回、自己ベストは確かに更新した。ただコレは、1年前にゼスティノ07RSで出した24秒6からRE-05Dで23秒1になっただけであり、タイヤの貢献度がより大きい。
車載映像を見るとまだまだミスや甘いところがてんこ盛りなので、これらの改善だけで0.5〜6秒は余裕で向上するだろう。
あとは路面コンディションや気温(この日はエイト調べで6〜7度あった)などの条件により、0.5〜6秒はupするだろう。
これで概ねレコードに近いタイムは出せそう。
で、あとは自分の走りを更に鈴鹿仕様に切り替えることで、コンマ5程度upすると考えると、21秒前半くらいはまぁ出せなくはない、そんな皮算用(笑 も可能だ。
なので、まずは春〜秋場に24〜5秒台をコンスタントに出せる様になる必要があり、そのためには結構通わないとならない。キツい・・・。
正直、あと1回くらい冬シーズンでちゃんと走っておかないと駄目なのかも?
ワンチャン・・賭けるか・・。
◆エイトリアンカップ鈴鹿 終了後の宴会と朝
前回の夏のエイトリアンカップ鈴鹿は水曜日開催と、週の中日開催で、ちょっと行きも帰りもきつい感じだったので、今回は金曜日開催とし、終わったその日に宿泊して宴会を実施するようにした。
コレ、完璧にサイコーな日程だった。
当初、11:30〜12:30の走行時間だとすると、夜までちょっと暇じゃね?と思ってたケド、表彰式などが13:30に終わって解散となり、その後片付けとかレストランで食事とかすると、すぐ15:00くらいになる。その後風呂入ったりしたりすると、宿到着が17:30とかになって、結構ギリギリな感じ。

写真ブレブレやんけ・・店員さんたのむよw
宴会は白子駅前の居酒屋。
なんだかんだで23:30くらいまでみんなで飲んで、宿に戻る。
宿では俺はバタンキュー。翌日の朝まで完全に気絶していた。
朝、8:45頃に目覚めて、朝食は9:30までだっけかな?とチケットを確認すると、なんと9:00まで!焦って着替えてレストランに行くと、谷田部たちが食ってたので合流。

鈴鹿の朝食と言えば、やっぱり鯛茶漬け!うめー。
食い終わったあと部屋に戻り、風呂入ったりしてなんだかんだで10:00頃チェックアウト。
今回宿泊した鈴鹿グリーンホテルの場合、鈴鹿インターだとちょっと戻る感じになり無駄なので、みえ川越インターの方が効率的かな?と選択した・・のが大きな間違いだった。夕方はこのルート混雑するが、まぁ土曜日のAMなんだから大丈夫だべ、と思っていたのだった。しかぁし、止まるほどじゃないにせよ、渋滞が激しく、リズムもすげー悪い。結局インターまで1時間以上かかりホントにイヤな気分に。次からは鈴鹿ICを使う様にしようと固く決意したのであった。
◆エイトリアンカップ鈴鹿の今後
今回で鈴鹿は4回目。まさか鈴鹿サーキットで年間2回も走行会を主催する様になるとは、正直思ってもみなかった。
正直鈴鹿サーキット、運営側としては微妙なポイントがいくつかある。
(1)1時間枠ごとの貸し切りであり、30分枠などに分けられない
(2)平日のみの貸出であり、土日祝日は普通の人は借りられない
それでもやはり「鈴鹿サーキット」というネームバリューは大きく、平日にも関わらず毎回満員御礼というのはありがたい限り。毎回冠スポンサーになっていただいているプレミアムジャパンさんにも大変大感謝。あと、わざわざスタッフのために遠征してくれる彗星さんにもマジ感謝。スタッフグッズを筑波のガレージに取りにいったり置きにいったり、かなりめんどくさいのに助かる!いつもありがとう!
実は次回から、貸切料金がわずかだが上がる。が、今でも正直26,800円/台と、お世辞にも安い金額とは言えない状況で、それを参加費に転嫁するのは非常に厳しいと考えているため、このまま据え置きとするつもりだ。
次回は8/31(金)の開催となります。
真夏の熱い時期ですが、皆さんのご参加を心よりお待ち致しております。


最後になりましたが、エイトリアンカップサイコー!サイコー!サイコー!

またここで会おうぜ。