2021年03月21日
■まさかのリチウムバッテリー死亡!?
なんか今年の1月くらいから(もしかしたらもうちょっと前から?)、サーキットでAliantバッテリーに交換して始動すると、ブルルーンと掛かってそのままエンジンストール、ということが結構あった。
エイトリアンカップ鈴鹿の帰りなんかはマジひどい状況だった。
(1)彗星さんにエアフロを取り外してもらってチェック⇒問題なし
(2)もとに戻したらストールが起きなくなったので、再度コースイン⇒また吹けがおかしな感じで微妙なのでアタック断念
(3)帰宅するためにバッテリーをカオスに戻して街乗り⇒また起きる
(4)高速走行中、エンジンチェックランプも点灯⇒P0172(燃料がリッチすぎ)のコード
エンジン切って再始動するとチェックランプが消えることがある。どうしようもうないので回転数を抑えながら走行
(5)何回か同様の症状。しかしなんとか自宅にたどり着く。翌日RE雨宮に入庫を予約。
(6)翌日RE雨宮に向かう途中ガソリンスタンドで、また同じ様な症状、それももっとひどい感じで、信号待ちで必ずストールする状況。このまま自走でRE雨宮にたどり着ける気がしないため、レッカーを呼び陸送してもらう
(7)自分もRE雨宮に行ってみるが、そんな症状は起きていないという。え?
自走して助手席に工場長吉田さんを乗せ、近所を走行してみるが確かにもう発生しない
(8)わけわかんないけど、なにか異常はあるはずなので、ベンチを掛けながらテストしてもらうことで入庫
堀さんに、忙しい中色々テストしてもらった。
結果、エアフロの異常だろうということになった。燃調がめちゃくちゃになっていて、エアフロを別のRX-8から持ってきたものに替えると学習してから治り、元のエアフロに戻すとストール減少発生するということから、エアフロで間違いなしということで決定。
もう起きないってことがわかったのでわーい!って思って、アタック筑波やその他ちょこちょこ走っていたのだが、また前回のTC1000でストール現象が起きてしまった。走行していても謎の失火っぽい減少があり、走行してピットロードに帰ってくる途中、クラッチを切って惰性で進もうとすると、その時点でもうエンジンが停止。はあああ?って感じでマジいやになってしまった・・・。
また雨宮に入庫してテストしてもらうしかないのかよ・・と思って、カオスに戻し、はあ・・自走にするかレッカーにするか・・と思ってエンジンを掛けてみると、普通にアイドリングする。あれ?あれれ???
ここでふとアタマをよぎる
まさかッ!?ば、バッテリーか!?!?!?!?
俺がAliantバッテリーを購入したのは2013年7月。なんと約8年前。全然死なないすげぇ良いバッテリーだよなって思ってたケド、まさか・・・?でもクランキングはすげぇ元気にするし・・・。
で、もうタイヤ交換はしちゃってたが、片付けは全部終わらせていないので、よし!ってコトでもう1本TC1000の枠をこのカオスバッテリーのまま走行してみた。
そしたら・・・ナニも起きない・・・。ストールも失火もない・・・。オイ・・まさかの・・コレなの・・か?
症状の原因は何かはわからないが、発生事象の理由にバッテリーがあるのは確信できた。
じゃあってことで、ここまでの前置きが長いが、リチウムバッテリーを交換することにした。
なお、テスターで計測しても、ちゃんと13.4〜8vくらい出てるので、電圧自体は全然問題ないんだよナ。一体なんなんだろう??まぁバッテリーがおかしくなってることは間違いないんだけど・・・。
俺の使ってるAliantバッテリーのX4というシリーズはもう販売されていない。俺はめちゃお気に入りだったのにショック・・。
ということで、同じくらいのサイズ・重さのショーライバッテリーを選択。将来に向けて・・
#今エイトリアンがなんか言った
ホントは36とか選んだ方がいいんだろうけど、Aliantと同じくらいの重さにしたかった。
性能面でみると、CCA(コールド時のクラインキング能力)とか、ちょっとだけグレードダウンになるが、まぁやってみなきゃわかんねえべ?ってコトでコレにした。
こういうのをネットに書くと、コッソリと「そのサイズで大丈夫なんですか?」とか聞いてくる輩がいるが、答えは「知らねえ」だ。ショーライバッテリーはもともとバイク用なんだから、クルマで使っていいか?って聞かれたらダメだよってのが公式見解だし、俺もコレが初めてのショーライバッテリーなんだからナニも知らない。自分の信頼するショップかチューナーに確認してください。
<サイズ比較1>
<サイズ比較2>
で、TC2000をテスト走行をしてきた。
最初に心配となったクランキングは、全く問題なし。むしろ元気ビンビン。
気温15〜6度で、午後の後半の枠で、コンディションはとても良いとは言えなかったが、普通にクリアも取りながら走行し、ヘアピンなどのアクセル開度の少ない場所などでの失火現象などは消えた。やった!!!!やっぱりバッテリーだったのか!コレでもう確定だ。
ボロいGS265で2秒フラット。まぁタイムはさておき、テストも色々できたので大満足!
にしてもまさかリチウムバッテリーがこんな風に突然死(?)するとは、それもわかりづらい死亡でホントにこまる・・・・。
この記事は、同じような状況になる人がRX-8でいたら、ぜひバッテリーを疑え!ってアドバイスするために記載しました。参考になれば幸いです。
2021年03月06日
■VALINO VR00βサーキットドライテスト結果報告Part2(TC1000バージョン)
VALINOのVR00β、製品版名VR08GPのドライテストを、前回の筑波2000に続き、筑波サーキットコース1000、通称TC1000で実施してきた。
しかし天候はあいにくの霧、前日の雨も残ってる様子。
コースに到着し、ドライテストの断念がアタマをよぎる。
通常、TC1000だと朝一番の枠が走りやすいのだが、この枠は完全なウェット路面である走行しないこととした。
しかし、時間が経過するにつれて気温も上がり、少ない台数ではあるが車両走行によってレコードラインは乾きつつある状態。
TC1000は時間が経過するとどんどん路面が悪くなることから、多少の濡れた部分があるのは妥協し9:20枠で走行する。
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日時:2021年3月6日(土) 9:20〜09:40 ライセンス走行B枠
気温:11度
気圧:不明
車種:マツダ RX-8 (サイドポートチューンNA)
タイヤサイズ:265/35R18 10J RAYS ZE40
エア圧:ターゲットを温間2.2とし、FL1.8 その他1.9スタート
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レコードラインはドライだが、少し外すとセミウェットというイメージ。
TC1000はコース長も1kmと短いため、計測2周目のアタックは難しく、計測3周目も微妙な感じだったので、計測4周目でアタックを実施。
1コーナーから2コーナーの全開コーナーはやはりややヌルっとしながら走行するイメージ。
軽く修正蛇が必要になる感じで走行。VR00βは滑り出しも緩やかなのでこのあたりはホントに素晴らしい。
トラクションが抜けては意味がないので、ヘアピンなどは丁寧にアクセルワークをしながらコーナーをクリアし、縦にタイヤを使うイメージで走行すればきちんと付いてきてくれ、タイムにも結果は出てくるイメージ。
コントロールラインを通過し、アタック1周目のラップタイムは39秒193。おっと、39秒1とか出ちゃうタイヤなのか、2コーナーでの修正蛇、結構入っていたので、このあたりを修正するのと、路面コンディションがよければ38秒台に入ってもおかしくないタイヤと言える。
1周はミスしたので捨て、もう1周走行しこちらも39秒290。
39秒台が普通に出る。TC2000の2秒2と同様、TC1000の39秒前半というのも正直驚きを隠せない。
走行後にエアを計測。2.1。やはりエアが少し足りなかった。
TC1000だと完全ドライなら計測3周目にアタックすると仮定し、冷間エア圧を2.0をベースにした方が良いだろう。
走行終了後のタイヤ。
TC1000走行後は通常タイヤカスがすごく付くのだが、セミウェットであったことに加え、このタイヤはあまりタイヤカスを拾わない傾向なので、キレイな状態を保っている。
また、アウトサイドの0.5mm程度の薄い溝もまだ残っている。
ネットでの噂などで、この溝が消えるとグリップしなくなるということが言われているが、正直そんな感触は全くない。もう少し使い込んでみて、耐久性、グリップ力の維持などについてさらにレポートしてみる予定だ。
TC2000でもTC1000でも高いパフォーマンスを発揮する VALINOのVR00β(製品版はVR08GP)、非常にオススメなタイヤであることは否定できない。問題は街乗りで使うには抵抗のあるパターンだというくらい。サーキットで走行している限り、ロードノイズもそれほど気になるイメージではない。
自分は結構このタイヤを気に入っている。