
既報通り、素人では前人未到の2秒台に突入させた。プロ+ショップデモカーの最速タイムは、雨宮デモカーの2秒725であり、自分の2秒992と0.267秒の差と近づけたコトは非常に嬉しい。ただ、雨宮デモカーのこの時のタイヤは、GSでサイズは同じでも中古タイヤだった。削りが入っているとは言え、中古と新品では新品に分があるのは言うまでもない。また、雨宮の青木さんの感覚では、新品を履けば1秒台もイケる、ということであったので、正直まだまだという感が拭えない。
とは言え、2秒台はおろか、3秒台にもだれも突入していない中でのぶっちぎりのタイムであるということ、そして自分で描いていたタイムアップのプロセスをきちんと踏まえたことで、結果がきちんとついてきたコトに対し、達成感、満足度が非常に高い。4秒台に突入した時も感じたのだが、壁を1番始めに超えることの嬉しさというのは、ホント格別なモノだ。多分これから先、3秒台や2秒台に到達するエイトも、どんどん出てくるコトだろう。
でも最初に達成したのは俺だ!と言えるのは大満足なのだ!!(笑
ということで、以下詳細レポート、というか俺の長文つぶやきだ!:-)
ちなみに4秒台を最初に達成したのは、なんと2008年の1月21日という、4年も前の話になる。4年間で2秒しかアップできない・・というのもなんか寂しいが、それだけ厳しい世界とも言えるだろう・・。多分。
2008年→初の4秒台達成!(A048中古)
2009年→4秒前半達成(A048GS新品)
2010年→ハンコックSタイヤに苦戦させられて棒に振る
この年にOHを実施
2011年→目標である3秒台をとうとう達成。
そして
2012年→念願の2秒台達成
2011年は、エンジンのOHに加え、ボンネットを雨宮製のエグいヤツに換えている。これは多少特注扱いにしてもらっていて、裏地にカーボンを使ってFRPを薄めにして軽くしてある仕様。
2012年は、QUANTUMのOHを実施することで効率的にトラクションを掛けられる様にキッチリやったことが大きい。そしてセッティングをナベさんと確認しながら行えたコト、やっぱり脚はデータとセッティングだよナ。
そして最高速が伸びているのは、走りが良かったというのもあるが、エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル、ブレーキフルードを新品に交換していることに加え、プラグも新品にしたという、いわゆる普通のメンテナンスが与える影響が大きかったと考えている。特にプラグは、やはり交換頻度を上げないと、サーキットでラップタイムを刻む人間ならば必須だということを改めて強く痛感した。ま、俺の今までのプラグ交換頻度が少なすぎとも言えるケド・・・・。
また当日、タイヤ交換やサポートとして、あすろんたんがいてくれたおかげで、走りに集中することもできた。雨宮のナベさんからもいつも言われていたのだが、走る時は必ず誰かをサポートに付けていけ、ということが本当に大切なんだとホントに感じた。
加えて、RE雨宮のサポートを今回もたくさん得られたコト、これもホントにデカい。ナベさんにはセッティングなどについて、うるさいくらい直接電話をして根掘り葉掘り聞いたりしたし、堀さんにはエンジンについて教えてもらったり、吉村さんにも色々と無理を聞いてもらったり、そもそも雨サン本人からも応援してもらっていたりなど、普通ではあり得ない対応をしてもらえている。本当に深く感謝している。
そして何よりも、こんな車遊びを許容してくれる家族にも感謝だ。休日の夜中に出て行って、丸一日遊んできて帰ってくるなんてやっぱり異常だ。本当にありがたい・・ありがたや・・・。
と、前置きが長くなってしまったが、次から当日の報告だ。

今回走行したのは、ZummyRacing主催のTC2000イベント。この日を自分にとっての決戦の日と設定し、Sタイヤの新品を投入することを決意した。
その理由は以下だ。
まず昨年の気温の状況を自分のblogで確認した。地球温暖化の影響なのか知らないが、昨年は2月の中旬の夢工房走行会で、「暑い」と感じており、「エイトリアンカップがシーズンとして最後のアタック日だった」という趣旨の気持ちを綴っている。つまり、今年もほぼ同じ時期である2月5日のエイトリアンカップで、仮に悔いが残る走りをしてしまった場合、再チャレンジはかなり難しいということになる。
となると、やはり1月にアタックをしておいて、エイトリアンカップが最後のアタックチャンスとなる様な調整をするのがベストと考えた。
また天候の状態としては、この1月はほとんど雨が降っておらず、筑波サーキットでも2週間以上ドライが維持されており、Zummyが開催される予定の1月14日という日は路面だけでなく、空気中の湿度も少ないベストなコンディションであるということが予想できた。そしてZummyは同時走行台数が20台までなのに加え、なんでもありのレーシングカーみたいな分切りターボ車がメインというよりは、0〜5秒台程度のいわゆる普通のチューニングカーが参加者のほとんどを占めており、エイトの様な直線が爆速ではないNA車両にとっては非常に走りやすいイベントなのだ。
結果としては、この選択はまさに大正解だった。まだエイトリアンカップは終わっていないが、既に結果を出しているので、エイトリアンカップにも心の余裕を持って参加することが可能となる。実はそういう余裕がある時の方が、タイムが出たりするんだよね。だから、もう少しだけタイムアップを実は期待しちゃったりしてるのは秘密だ。

なおこの日はSタイヤを2セット使う予定としていた。新品が1セットに加え、昨年新品で購入した、中古のA050 GSで合計2セット。ただ、この中古の方は、昨年年末の富士走行で、残り溝的にはだいぶヤバいコトになっていて、正直この日で終わりだろうなという状態なので、タイムを出すというよりは、やはり状態を確認するという目的がメインになる。
2セットの運搬についてはだいぶ悩んだ。
エイトに8本もタイヤは載らないので、まず積んでおいた1セットを朝一番でピットに降ろし、それからRTEガレージに保管しておいたもう1セットを車に積み込んでまたピットに持ち込むという手法を採用した。こういう時、トランポみたいな車両があると楽だよね・・・でもま、ガレージがあればなんとか運用できるんだから、贅沢は言えないケド。
にしても、俺もSタイヤを1日に2セットも使う様になるとは、だいぶアタマがおかしくなってきたナ・・。
2セットの使い方は、まず1本目を中古で走行し、自分の身体や車のウォーミングアップとその日の路面状況の確認、及びその日の走り方について身体を矯正させる。この手法は、ドクター和田さんから教えてもらった方法で、前からやりたいなとは思っていたが、つい、朝一番の寒い時期の方がパワーが出るんじゃないか?とか、Sタイヤ2セットもない・・とか色々な理由があってできなかったのだが、今回やっとソレを実現することができた。
んでまずは中古での1本目走行。そろそろ終わりのタイヤとは言え、さすがのGSタイヤ、寒いこんな日でもきちんと熱を入れれば鬼グリップを得られる。走行については、若干のオーバーが顔を出してはいたが、新品タイヤはアンダー傾向になるので、この程度がちょうど良いだろうと判断し、車高などのセッティングの変更はしないことにした。なお、このヒート、ちょっとコースのタイミングがつかめず、完全なクリアではほとんど走行できなかった。
このヒートのベストタイムは3秒672。3秒台はもう余裕で出せるというのが、恐ろしいモノだよナ。タイムって一旦出ると、後はもう次のステップに進むだけになるという、ホントに不思議だ。
走行後にリザルトを受け取り、セクタータイムなどを確認。過去のベストタイムやセクタータイムなどとにらめっこしながら比較し、セクター1が比較的に遅い点に着目。結論として、1コーナーのブレーキを1ヒート目よりもさらに奥に設定し、よりツッコミ重視で走行すべきと判断した。また、セクター2のタイムアップのため、ダンロップのアクセルワークを変え、より奥までアクセルをon、そして出口でも気持ち早めのアクセルonする。そして最終コーナーも、もう少し奥まで突っ込んでもイケそうなので、気持ち奥に突っ込むコトとした。

その計画を踏まえて、2本目のアタックの準備。新品Sタイヤの登場となる!この調子ならイケそうだ!!!!と思いながらタイヤ交換をしていると、衝撃の場内アナウンスが流れた。
「現在走行中の車両からオイルが出たとのことで、最終コーナー出口から1コーナーまでオイルが撒かれていますので一旦走行を中断します。」
え・・・!?
終わった・・・完全にそう思った。
オイルが出たということは、オイル処理のためにおがくずが撒かれれる。となれば当然グリップは落ちる。そんな状態で走っても結果が出るワケがない。
こりゃもうダメだ・・こんな状況で新品タイヤを投入してももったいないので、走行中断を決意。ただ完全に諦めたワケではなく、タイヤ交換はほぼ終わっていたので、そのまま完遂させ、2本目の走行は取りやめて、コース状況などの様子をチェックするコトにした。
ピットやコントロールタワーの映像などからコース状況を確認すると、おがくずが撒かれているラインはレコードラインではない。また、走行開始後に色々な車が走行しているうちに、そのおがくずもキレイに消えて行っている模様。あれれあれれれれ!?マジ?コレならまさか・・・イケるんじゃね?
そこで気温をチェック。まだ9度程度だ!これならなんとかアタックできそう!!
多少の気温upがあったとしても、1本目を中古タイヤで走行している感覚が残っている間に走行できる本日がベストタイミングなのは言うまでもない。加えて、FCに乗って1秒台とかポンポン出していたイッチィーさんに、突然インタビューして「おがくずの路面、どうでした?」と聞いたところ、「全開おっけ〜!」という答えをもらったので、こりゃ行くしかねーべ!ってコトで、走行を決意した!イッチィーさん、ありがとうございます!
そして3本目の走行枠になり、ピットロードには前から3番目で並ぶ。前2台はエキシージなのでどちらも俺より確実に速い。問題なし。どうぞお先に!ってコトで、コースインし、走行開始。
気温は9度と気持ち高めではあるが、路面温度が2度程度であり、いくらGSとは言えアウトラップ2周目よりも3周目の方がグリップが出る。そのため3周目にすべてを掛けてアタックを実施。
2周目はやはりブレーキも横グリップもややイマイチ。

そして3周目、完全にクリア。良い感じでどのコーナーも理想通り走行でき、2ヘアを立ち上がったところで、最終コーナー近辺でスロー走行している青いインプ?エボ?らしき車が見え、ヤバい!と思ったが、きちんとこのインプの方は、俺の姿を確認し、スローダウンしてコースを空けてくれた。マジでありがとうございます!そしてそのままレコードラインを通過、しかしここで痛恨のミス。なんとLAP-SHOTの電源を入れ忘れていたのだった!!!
これじゃ通過した時点でのタイムがわからない。
ええい、もういいわ!と思ってそのままもう1周アタックをしようとしたら、1ヘアあたりに渋滞団子状態の車両があり、こりゃダメだってことでアタック終了。
そのまま80Rを過ぎたあたりでドリフトボックスを確認したところ、2秒9の表示がなされている。ムムムムッ!?こ、コレは来たか?しかしドリフトボックスは小数点2ケタ目以降が表示されないので、正しい数値かどうかわからない。なのでドキドキしながら急いでピットロードに入り、あすろんたんに「受付のモニターを見て!!」とお願いをする。
んで俺も車に乗ったまま受付のあるピット前まで移動し、あすろんたんのタイム報告を待つ。

そしてあすろんたんから「1分2秒922です!」という言葉を聞いて、ガッツポーズ!!!やたやたやた〜〜!!!やた〜〜!!!キター!!ついに2秒台!!やた〜!!やたやたやた〜〜!!!!
もうコレ以上のタイムがでるとも思えないので、コレで走行は終了。結局4周しかこのヒートは走らなかった。この日の走行トータルでも、結局1枠目と3枠目の計10周のみ。相変わらず俺、1周あたりの単価が高い走行会費だナ(笑
以下セクタータイムなど。
1'02''922 [Sec1]25.887 [Sec2]25.793 [Sec3]11.242 [TopSP]165.822km/h
昨年の3秒タイムは以下。
1'03''282 [Sec1]25.850 [Sec2]26.217 [Sec3]11.215 [TopSP]163.810km/h
[Sec1]も[Sec3]も負けているが、[Sec2]が圧倒的に速い。走り方を変えたのがモロ効いている気がする。
なお、2011年12月23日エイトリアンカップでの中古GSタイムは以下
1分3秒694 [Sec1]26.066 [Sec2]26.401 [Sec3]11.238 [TopSP]160.762km/h
同じような気温なのに、最高速が5km/hも違う。なお、この日は165km/h台がほとんどだった。昨年と比較し、エンジンパワーも多少落ちているに違いないのにトップスピード伸びているのはやはり、プラグの影響が大きいだろう。ホントにプラグ様様だ。
ということで、俺のすべてを投入したタイムアタックは、目標である2秒台を達成し、無事終了することができた。
皆さん、本当に本当に、応援・サポートありがとうございました!
やったぜいやっほ〜〜う!!!!!
は置いといておめでとうございます♪
準備を万全にして、狙った所で狙った結果が出せたので充実感も凄いんでしょうね。
最近タイムは出ても、アレ?って感じが多いので狙ったとこで出せるようになりたいです。
む!俺の車載はいつもジェントルな静か具合が半端ねーぜ。
雄叫びなんてないんだぜ!?(笑
ということで、充実感・満足感・・半端ねーっす・・
おめでとうございます。
4年後の分切りも期待してますw
あと2年もこんな厳しい切り詰めをさせるつもりかよ…(笑