2012年05月27日

■RE-11Aレポート〜筑波サーキットコース2000走行〜

2012_0526_RE11A_TC2000_03.jpg

 (写真はクロハチさん撮影です。ありがとうございます!)

 BSのフラッグシップタイヤRE-11のニューモデル、RE-11A(エース) 265/35R18をホームコースである筑波サーキットコース2000にて、ダンロップZ1☆(265/35R18)と比較してテストきたのでレポートしたい。

 この日のテストでは、自分のチームの仲間2人を加えて素人インプレのより多い意見を吸い上げようという企画を加えてみた。レポートに加わった仲間は、白いRX-8のミセガワさん、赤いRX-8のれじさんだ。2人ともタイムアタッカーとして十分のスキルを持っているので、俺の気づかない点などを補完してもらえそうだと考えたからだ。結果は大成功!

 以下詳細にレポートしたい。

 天気は晴れ。気温25〜27度と完全な夏日。俺は13:30〜13:50のY1枠をRE-11Aで走行し、14:30〜14:50のY2枠をZ1☆で走行する予定であった。実際の走行はオイルの赤旗が出たりして遅れてしまったが、10〜15分程度の遅れになった。

 俺がY1枠を走ったあとY2枠をミセガワさん、Y3枠をれじさんが試すという段取りとした。

 まず俺のY1枠の走行。久々のファミラ走行ではあったが、これぞファミラ!と言うくらいのカオス状態であった。もうめちゃくちゃ。我先に!みたいな人が多く、至る所でバトル?の様なモノを目撃した。みなさん、レースじゃないんですよ・・・・。あらあら、あれまッ!みたいなコトがいっぱい。一番ビックリしたのは、赤旗が出てピットにみんなが戻ろうとしていた時に、2ヘアでスピンした車両がいたこと・・。コレはないな・・。

 全体的に、俺はタイヤテストと割りきっていたので、普通に肩の力を抜いて走れていたので「うはー、こりゃひでーなー」みたいなカンジで色々なコース上でのイベントを客観的に見ていられたケド、ちょっとアタックをしたいタイミングだったら、俺も熱くなっていたかもしれない・・・。やっぱりファミラはこういう力を抜いているくらいがちょうど良いね。

 そんな状況だったので、アタックラップはゼロだった。ただし、コーナーの入りや出口での
トラクションなど、前回のTC1000テストの確認も含めて、ホームコースのTC2000での感触は十分に確認できた。

 エア圧:2.35通しスタート。
 5周後ピットイン:左2.7 右2.6→2.6ALLに通し
 14周走行後(クーリング含む):ALL2.8 ←上がりすぎ状態

2012_0526_RE11A_TC2000_04.jpg

 コレがロガーデータ。
 赤がRE-11A、青が同じ日のY2を走ったDL Z1☆のデータ。RE-11Aはベストラップと言えるかアレだけど、9秒4。ダンロップで詰まっていたのでまぁ仕方がない。Z1☆は6秒7。このクソ暑い時に、しかもクーリング4周入れて9周目と11周目が6秒台ってコトだったので、エンジン状態もアレなコトを考えると、冬場は4秒前半はZ1☆でもイケるコトが確信できている。Z1☆すげぇな。

 RE-11Aはやはり、横Gを残したままブレーキングに入ると、リアから抜けるイメージだ。なので、思いっきりコーナーに飛び込んで行けない。そのため直線でブレーキを終えてコーナーのボトムスピードは抑えながら走り最短距離を走ってできるだけ短い時間でクリアするという手法を採用しなければならないため、タイムに結びつかない状態だ。これはタイヤの踏ん張りが足りないというコトになるのかも知れないが、タイヤの溶け方を見ると、夏場に向かないタイヤなのではないか?という推測ができる。

 感覚としては、タイヤがタレてる様なそんな感じをず〜っと感じていたからだ。今月号のREVSPEEDにも掲載されているであろう、富士ショートコースの試乗会など、このタイヤをテストしていたのは冬場であると想定され、路面温度が低い時にタイヤも冷えた状態でアタックした場合、アウトラップ2周目でベストラップ、という様な走りをするタイヤではないかと推測できる。

 この点はR1Rとかなり似ている。R1Rも夏場はもうタレてタイムが全然出ないという状況になってくるので。

 感覚ではダンロップや最終コーナーの様な高速コーナーでの横Gふんばりは結構イケると感じていたが、ロガーでもそれは照明されている。

 問題は1コーナーだ。このコーナーは俺にとって大切なコーナーでここのボトムスピードがZ1☆よりもRE-11Aは約3km/h遅い。ボトムスピードの3km/hなんて微々たるモノではあるが、こういう走りをしないとリアがブレイクしてしまうというのはツラい。ココがクリアできる様なセッティング・走りにしないとちょっとタイムを出すのは厳しいかも知れない。

 なお、TC1000で発生していたターンイン時のオーバーステアは、現在のフロント車高をUpしている設定でほぼ皆無といって良い状況であり、オーバーステアが発生するのは、パワーオーバーとまではいかないにせよ、リアに荷重が載ってアクセルを入れている時にズルっズルっとなる様なイメージ。ただし滑って制御が効かずスピンという状況には一切ならず、そこは安心のタイヤ!と言える。どちらかと言うと、滑らせて安定させるという様なイメージだ。でもソレじゃ結局トラクションは抜けており、タイムには結びつかない。ココが課題だと強く感じる。

 一方Z1☆については、走行周回は少ないが昨年の10月に購入し、サーキット走行を5回ほど行ったタイヤであるにも関わらずベストな走りが組み立てられ、素人にやさしい懐が広いタイヤだと言える。RE-11Aを爆発的ヒットに結びつけるためには、この「懐の広さ」がもう少し必要なのではないかと感じるトコロだ。

 自分の走行のあとミセガワさん、れじさんが走行した。両名共に横Gが残った状態でのリアブレイクが不安だったというコメントをしており、同じRX-8とは言え、脚もアライメントなども異なるマシンで同様だったということは、このへんの結果はタイヤ特性に依るものではないかと推測できる。ただし、当然タイヤは後半になればなるほど熱をもってタレてくるようになるので、正しい状態で使っているとは言えないのは言うまでもない。

 既に述べているが、夏場のアタックではこのタイヤ、あまり良い評価を得られないのではないか・・とも少し感じる。想定よりも熱を持ちやすい様だ。走った後のタイヤを触ると、タイヤのゴム自体がすごく熱くなっている。発熱性の良さは冬場で確実に武器になるので、冬に試してみたいなぁ。

 まだ自分でもセッティングや走りが見えていない状況だが、コレをもう少し走りこんで見つけ、サーキットを楽しむ皆さんに少しでもフィードバックしていきたい。

 もう少し他のRTEメンバーなどでも試し履きをやってみて、もっと多くの意見を吸い上げてレポートしてみたい。
posted by エイトリアン at 12:07| Comment(0) | RE-11A レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]