
レポートPart1からだいぶ日数が経過したが、サーキットシーズンが始まる11月で使用した結果はどうなったのか?という観点でレポートをしてみたい。
<走行日時:2014年11月18日(火) in TC2000>
使用クーラント:2014/08/01 KEMITEC PG55RC 14万9千キロ走行時に交換
現在は15万5千キロ走行(約9千キロ走行)
※サイドポートチューンエンジン
ラジエーター ノーマル
オイルクーラー 純正+マツスピ増設
●タイムアタック 気温16度〜19度(エイト調べ)
<1ヒート目>
コースイン直後:40度程度
アタック3周終了後:90度程度
アタック8周終了後:105度程度
ベストタイム:1分3秒532
<2ヒート目>
コースイン直後:60度程度
アタック4周終了後:100度程度
アタック6周終了後:108度程度
ベストタイム:1分3秒921
気温が低い割に、想定よりも水温が上がったことが意外であり、当日、ちょうどケミテック御法川社長がいらっしゃったので話を聞いてみると、熱吸収が早いので、温度は上がるが下がるのも早い、ということであった。
実際、確かにコントロールラインを超えてからクーリングを行い、1ヘアあたりまでで90度程度まで下がっており、再度アタックを行うにも何ら不安は感じることはなかった。
しかし、同日のりアルテック車両は95度程度で推移していたということを聞くと、やはりクーラントだけで水温の上昇をコントロールすることは困難であることがわかる。が、上がっても早く下げることができることでアタックチャンスを潰さないということが可能である点は大きい。
同日同環境で他のクーラントとの比較は当然できていないが、この日の気温でクーリングを1周以上要したことはなかった。
下りが早い事ではなくて、水温が上がらないか上がるのが遅い事が重要。エンジン保護の観点からは実効冷却が早く、安全かもしれませんが、水温が上がってしまうということはパワーダウンは不可避でアタックチャンスは狭まる結果になると思います。
このクーラントを活かすためには容量の大きい、効率的なクーリングシステムがあってはじめて生きるということですね。
なるほど。そういうことになりますね。
夏はあんま上がんなかったのに、なんで秋で上がるのか謎でごわす。
もちっとテストしてみます。