
既報通り、本気走(Attack)イベントにて、筑波サーキット RX-8最速の筑波サーキットコース2000(TC2000)レコードタイムである、1分1秒976 を出すことができた。
まだ興奮冷めやらぬ状況ではあるが、当日の様子をレポートしたい。
当初、俺はこのイベントには出るつもりはなかった。前週に、自己ベストを大幅に超える1分2秒110というタイムを出すことができたということと、さすがに岡山の前週に走行ってのは、クルマに与える負荷やトラブルのリスクなど、かなり気になっていたので。

※写真はリアルテックさんのblogからお借りしました
しかし、このイベントには当初からリアルテックがエントリーしており、天候もバッチリよさげ。
それだけじゃない、タイヤも、RE-71RとGYのRS-Sの2種類ド新品を準備して、どっちもテストをするという。
どう考えても、すげぇタイム出るのは確定。となると、イベント当日はもう気になって仕方がないに違いない。なので、前日にblogでも書いていた通り、ウチでその結果を待つよりは現場に行って自分も走行した方が良い、と考えたワケだ。
しかし参加を決めた理由は実はそれだけではない。走行について、RGNの青木さんから素晴らしい提案があったのだ。
当初、本気走の走行枠は10:30頃からが1本目、となっていたが、計測2周限定なら、朝9:00からのスーパーラップ枠でエイトリアンvsリアルテック を実現させることができるヨ、と言うものだった。
俺はどちらにしても数周しか走る予定はなかったので、速攻OK。
あとはリアルテックの承諾が必要だったが、こちらも浜ちゃんから速攻OKとの返事(笑
ということで、ガチンコのRX-8頂上決定戦が開催されることに。
とは言うものの、確かに俺は、走行周はいつもかなり少ない方だ。コレは否定しない。
先週も結局2周しかアタックをしていない。
が、それと「2周しか計測できない」というのは全然違う。ホントに、全く違うんだよ!
アウトラップ→アタック2周→ピットイン、コレだけで結果を出さなければならないのが、このスーパーラップでの走行のルール。
当たり前だがこんなコト初体験で、当日は正直、自分自信がどこまでできるか不安と緊張で、ちょっと吐きそうな感じだった。
※実際、走行の時は俺のメンタルの弱さも見事に出て、だいぶ粗い運転で、ミスも連発していた。1秒台が出たのはホントに奇跡とも言える・・。
結果が出たから結果オーライなんだけど、正直走りも含めてこのスーパーラップをきちんと成功させたか?というと疑問が多い。俺もまだまだ半端者だよ・・と痛感した次第だ。
さて当日の話に戻る。

バトルは朝のゲートオープン待機中から始まっていた。、「どっちが先にゲートオープン後に入るか!?」のバトル中の図(嘘
なお、本日の目標は2つ!
(1)ラジアルタイヤで1秒台
(2)リアルテック+谷川達也さんのチームに勝つ!
どちらが欠けてもダメだと思っていた。

このためには、やはりタイヤウォーマーとサポートは必要不可欠。
彗星さんはなんと、今週もご家族の予定アリとのことで対応できず。なので、先週に引き続きRE龍さんにサポートをお願いすることに。せっかくのバレンタインデーに、男のサポートでホントサーセン・・。

なお、筑波1秒台と言えば2年前、2012/02/06にSタイヤのA050(265/35R18)で出した 1分1秒961 が俺の持ちタイム。そのタイムはドア脇に貼ってあるが、未だに更新できていない(Sタイヤのアタックをやっていないことが大きな理由)。
にしても、当時の状態から色々マシンのエアロだの変わったりしてるけど、エンジンもそのままだし、そんな状態なのにラジアルタイヤでそのタイムを超えようってんだから、だいぶおかしなコト言ってるよナ・・。
今回の待機場所は車検場脇。事前に筑波サーキットのN岸さんにお願いして、タイヤウォーマーのための電源をお借りする許可を取っておいたワケだが、実はこの場所、広々と使えてかなり快適な環境だった。

ウォーマーは少しだけ進化させてみた。少しでも効率的にタイヤが暖かくなる様にと、100均で放熱防止シートを購入しまきまきしてみた。が、コレ、1800*900のサイズであり、タイヤ全周をまきまきできないので、2枚使ってみたワケだが、いまいちちゃんと対策できていた気がしない・・・。やっぱちゃんと毛布とか用意しないとダメね・・。

それから走行時間の9:00が近づく。
俺らは1本目。ピットロードに並ぶターゲットタイムを8:58とし、作業開始。が、龍さんがココでちょっとしたミス(笑
なので、ピットロードに行けたのは9時ちょうどくらい。おおっとぉ、ギリギリセーフ・・。
コースイン後のアウトラップは、タイヤの温まり具合を確認しながら走るワケだが、2ヘアあたりでプチ渋滞、というか間隔空けのためのスロー走行に遭遇。同時コースインが6台なので、クリアラップを取るためというよりも、前走車両との間隔を空けて、より自分一人だけの空間を作るためなんだろう。が、ここでかなりスロー走行になってしまい、タイヤの温度が少し下がっていってしまっていた。
そんなコト言っても始まらないので、前を走るリアルテック・谷川マシンとの間隔を7秒くらい空け、俺もアタック開始。
走行1周目、見事にミスしまくり。かなり焦っている様子で、アクセルオンのタイミングも早すぎるしラフすぎる。コントロールラインを通過した時にLAP-SHOTの表示を見ると、2秒6。遅すぎる!
電光掲示板を見ると、リアルテック+谷川マシンのゼッケンである47番が、俺の55番よりが上にいる。当然か。
そのまま走行2周目に突入。

1コーナーはほぼ完璧にクリア。1ヘアもいい感じ。が、ややアクセルが早すぎたか?
それからダンロップに進入。俺のイメージしている「まるでSタイヤの様な横グリップ」で進入したところ、やはりそこはラジアルタイヤ、そこまでのグリップはなく、かなりケツが出て車体が暴れる。が、とにかくそれを無理やり押さえなんとか80Rもクリア。
2ヘアについては、先週のGTCCでは大きくミスっているので、大切に慎重に進入。うまくイン側のカントに付いて、速くクリアできた!
そして最終コーナー。
イン側の縁石の最後を狙って攻める。いい感じ。
コントローラインを通過するまで、あと少し。ラップショットの表示を横目にアクセル全開!!58秒・・59秒・・1分・・1秒・・通過ッッッッッッ!
どうだ!?どうだだ!!!!?
LAP-SHOTに1分1秒98の文字が見える!
キタ!キタ!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
よぉっしゃぁ〜〜!!!よっしゃぁあああ!!
見たかこらぁああああああおっしゃぁあああああああああああ!!!
そのまま1コーナーをクリアし、電光掲示板を見ると、47番より俺の55番が上にいる!

ここで、1秒台達成とガチンコ勝負で、リアルテック+谷川選手のRX-8に勝利することができたことを確信できた。
写真はすげー雄叫び上げて興奮している俺の図:-)
あとで車載は公開します。

LAPタイムモニターには、その結果も映しだされていた。
エイトリアン 1分1秒976
谷川達也さん 1分2秒347
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

タイムを確認すると、セクター1がすごく速く、セクター2はミスってるせいもありかなり遅い、ということが確認できる。
[3/3] 1'01.976 [Sec1]25.289 [Sec2]25.746 [Sec3]10.941 [TopSP]167.131
なお、ダンロップ〜80Rでミスってるから、あとコンマ2くらいはupできそう。でも、1秒前半はまだ見えないぜ・・・。0秒台はまだまだだ・・。
え?まだやるつもりかって?
う、う〜ん・・もうちょっと・・ね・・。

コンディションはこんな感じ、気温3.8度、路温4.0度、気圧1011.4hpa。
特に気圧が低い。最高速がもちっとなのはそのせいもあるのかな?
走行終了後は、ハマちゃん谷川さんと情報交換したり。
こんな楽しくて充実した走行会は、今までになかったと思う。とにかくヒリヒリする、すごく熱いイベントだった。

直前のお願いだったにも関わらず、サポートに来て下さったRE龍さん、本当にありがとうございました。
次は今週の岡山国際サーキット。目指せ!43秒台!
スーパーラップ形式のタイムアタックは、実はrF等のレースシムで「こんな感じかな?」程度はシミュレーション出来ますw自分も去年末「ベスト出ても出なくても一発勝負」って具合に賭けた時に、若干ではありますが無事当時のベスト更新出来ました(当然今回とはワケが違いますが…)
それでも次何時スーパーラップ形式のアタックをするか判らないと思いますが、参考までに。
でもスーパーラップは、決まると気持ちいいでしょうね〜
スーパーラップは、独特の緊張感が楽しくもあり、怖くもあり。
ゲームじゃちょっと養えない力な気がします。
別物ですね。
カラオケの練習と、ステージでのオーディション、く、い別物かなぁ。
あのミスがなくちゃんと送り出せていたら・・・
って、今になって冷静になると凄く悔やまれます。
申し訳ないっす!
龍さんがテンパったのは初めて見ました(笑
永遠に語り継がれるミスでしたね・・(笑