2015年03月20日

■RE-71R サーキット 7回走行後のタイヤ摩耗状態

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 スパ西浦を19周走行したので、またもやタイヤチェック!
 71Rを使っていると、サーキットで出会った人に「減りが早いんでしょ?」という、噂に基づく質問を結構される。その都度「そんなんでもないですよ。グリップ分タイヤが減るのは仕方がないですが、他タイヤを比較して極端に、ということはないです。」と回答しているが、ネットの噂がすごく先行しているナ、というのが正直なトコロ。

 ミニサーキットなどコーナーやブレーキ主体のコースで連続走行し、クーリングもそこそこでガンガンに熱入れまくって削りまくる様な走行をしても減らないタイヤって、それは食わないタイヤと言えるんじゃないかと・・。

 ということで、今回も走行後の摩耗状況を写真付きでレポートしたい。

<これまでの走行>
(1)2/8 TC2000 アタック3周
(2)2/14 TC2000 アタック2周
(3)2/21 岡山国際 アタック3周
(4)3/12 富士ショート アタック22周(クーリング含む)
(5)3/13 富士レーシングコース アタック2周
(6)3/14 筑波TC1000 アタック9周(クーリング含む)

(7)3/18 スパ西浦 アタック19周(実質アタック2周 クーリング含む)
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 トータル 50周(コース長がバラバラなので参考値)

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左前。FLタイヤ。さすがにどのタイヤも表面が結構荒れてきた。が、削れ方は結構キレイ。なお、スパ西浦はタイヤカスがすげー路面に残ってるので、レコードラインを走っていてもそれらがすごく付着するので、それらを除去するのが大変だった。

特にショルダーなどが極端に減っているということもない。センターグルーブが斜めに削れるのがこのタイヤの特徴かな。

2015_020_71R_RL.jpg
左後ろ。RLタイヤ。タイヤカスがひどくてマジ取るの大変だった・・。が、摩耗全体はフロントよりさらにキレイ。当たり面もシミュレーション通り。

2015_020_71R_FR.jpg
右前。FRタイヤ。スパ西浦は1〜2〜3コーナーが左曲がりなので、右フロントタイヤへの負荷は高いのだが、特にショルダー面に悪影響を及ぼしているという走りにはなっていない様子。

2015_020_71R_RR.jpg
右後ろ。RRタイヤ。全く問題なし。キレイなモンだ。タイヤカスくらいか、イヤなのは。

 ということで、サーキット7回走行しても、減りという面では全然問題ナシだ。

 とは言え、タイヤの「美味しい時期」というのは、どんなタイヤでも存在している。溝がいくら残っていようが、美味しい時期が既に過ぎ去っている様なタイヤならもう第一線では使用できない。リセールするという目的ならそういう「性能」も必要だけど・・。

 とは言え、例えばGYのRS-Sports(S-Specになる前)は確かにそんなに目立って「減る」というタイヤではなかったし、グリップレベルも初期が高くで後はイマイチ・・みたいな感じでもなかった。その上でライフを評価するとしたら、以下の様になりそう。

 個人的な勝手な感覚のハイグリップタイヤのライフ比較
 ※そのタイヤの持つベストなグリップ力の維持と減りの総合評価
 GY RS-SP>BS RE-71R>DL Z2☆

 まだ1ヶ月チョイしか使ってないけど、71Rのグリップレベルの高さはピカイチだし、それらが使い込むことで一気に落ちる、ということもなさそう。

 まだまだこのタイヤで、素晴らしいタイムを刻んでいくぜ!
 あ、もうシーズンはほぼ終わりか・・。

 あと少し・・。


posted by エイトリアン at 10:19| Comment(2) | RE-71R レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメント失礼します。
記事を読みました。
タイヤをポジティブにとらえてくれた記事として、会社の中で紹介されていたのでコメントしました。
ありがとうございます。いち社員としても、商品をほめてもらえてうれしいです。
これからも頑張ってください。私たちも良いタイヤづくり頑張ります。
Posted by Mr.タイヤ屋さん at 2015年06月15日 16:28
>>Mr.タイヤ屋さん

 コメントありがとうございます。
 このタイヤで私は大きな結果を出すことができましたので、本当に貴社製品への愛が深まりました。

 良い商品を作ればユーザがついてきて売れる、なんていうプロダクトアウトな考え方は一時期は否定されましたが、しかし市場やニーズは作るモノ、という考え方もきちんと存在しています。

 このRE-71Rはまさにその典型だと思います。ただ、尖った性能を持つ製品は、やはり叩かれる運命にありますので、いろいろとネガな噂がまことしやかに流されています。もちろん中には、実際にそういう噂通りの経験をしている人もいるのでしょうが、少なくともネットを見渡した場合、ネガトークをしている人たちの多くは、自分でカネを出して履いていない様です。

私は、RE-71Rをまだ買っていない、将来のユーザに対して、私はRE-71Rを実際に使用し、その結果を可能な限り正確に伝えたいと思ってこのレポートカテゴリを作りました。

 また、今回のRE-71Rについて、貴社の本製品に関するコンセプト・判断が間違いじゃなかったということを伝えたかったこともあります。

 これからもより良いタイヤをぜひ作り続けて下さい。応援しています。
Posted by エイトリアン at 2015年06月15日 23:33
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