
考察とは言っても、俺はタイヤについて何か特殊な知識があるわけではないので、完全なる経験則からお話しかできないので、技術論を期待している方は申し訳ありません。
過去に使用したタイヤについて
2014年〜2015年1月まで 295/30R18 Z2☆
2015年11月 1回だけ 295/30R18 RE-71R
どちらも295/35の設定はなく、295/30R18のみ
まずタイヤの太さについて。
コレは太ければ太い程速いタイムが出せる、という風に思っている。はるか昔、俺が255とか履き始めた頃、よく「そんな太いタイヤだとスピードが食われて遅くなる」と、結構な勢いで批判されたコトを思い出す。
が、結果を全部出してそれら批判への回答としてきた。
いわゆる、持論の正当性を主張するには、結果を出して示せってコトだ。
265を履き始めた頃も同じように言われたが、それらも今となっては懐かしい思い出、みたいな感じになっているくらい、265はRX-8ではサーキット標準サイズみたいになっちゃってる。
さぁて次は295だぜ〜!と思って昨年、295のZ2☆を入れたワケだが、結果的に265のRE-71Rの大幅なタイムアップによって、「もういらね」って感じになってしまった。とは言え、ソコソコタイムは出ていたので、まぁソコソコ良かったと言える。が、あまりにもイマイチ過ぎたので公開していないが、実は富士のレーシングコースでは実は良い結果は出ていなかった。
それが必ずしも295の影響かどうかはわからないが、ダメだったという結果から、なんとな〜く、「やっぱり295くらいになると、長い直線の多いコースだとちょっと厳しいかも・・」という感想を抱いていた。
なので実は今回も、295サイズは筑波2000くらいが限界で、鈴鹿や富士では265サイズにして、2種類のタイヤを持って走ろうと思っていたワケだ。
がしかし、先日の筑波では295サイズが思っていたよりも大幅に下回る結果となってしまった。もちろんサスペンションが死にかけていたというコトもあるのかもしれないが、それでももう少し欲しかった。
そこで考えた。
やはり、295サイズクラスの、それも30扁平のタイヤとなると、タイヤを潰して荷重を掛ける、というのはRX-8では厳しいのではないか?という仮説だ。
30扁平クラスになると(35でも相当だけどさらに)、サイドウォールの剛性はものすごく高いモノになっているはず。接地面積云々よりも、そこの方が大きそう。そして、扁平率が高いということはリング剛性も高いことになり、さらに縦方向への潰すチカラはさらに必要となる。タイヤは潰して荷重を掛けてグリップを得るものなのに、RX-8というクルマの車重やパワー面からそれらが厳しくなってくるのが30タイヤではないだろうか?
まぁそんなコトはハナからわかっていて、だからこそ、俺は10Jに295というチョイスをし、かつエア圧もかなり低めで走っていたワケだが、それでも残念ながら思った効果は得られなかった。10Jならタイヤ自体をヨレさせてグリップできないか?と・・しかし甘かった様だ。やってみたけどダメだったってコトね。
そもそもZ2☆でもそうだった様に、30扁平だとエア圧の影響もものすごく大きい様だ。ちょっとの違いで潰せたりそうでなかったり、ということが頻繁に起きやすく、すなわち、乗りこなすのが難しい、と言える。簡単に言うと、タイムがバラつくってコト。事実、Z2☆の時も71Rの時も295/30ではセクタータイムのベストがかなり分散しており、ド素人っぽいタイムで結構鬱。
まだサスペンションが万全の状態で走行していないので結論を出すべき時期かどうかわからないが、少なくとも295/30R18タイヤは、RX-8で履きこなすにはかなりなセッティングと腕が必要だ、と想定される。
幅が広けりゃタイムなんていくらでも出るさ、と思ってる方、気をつけてください。俺の様にハマる可能性あります。