
話題のゼスティノ Gredge07RSを鈴鹿サーキットで走行して来ましたので、インプレッションも含めてレポートしたいと思うゼスッ!
なお、ゼスティノ社から金をもらってるワケではないので、盛りやヤラセはありませんが、タイヤのインプレでは書きづらいことも結構あります。その辺は伏せている場合もありますので、行間を読んでください(笑
ゼスティノのGredgeシリーズは、以下の種別がある。
●07R TREAD WEAR 240
●07RR TREAD WEAR 180
●07RS TREAD WEAR 140
簡単に言うと、数字が少なければ少ないほど減りやすいタイヤってコト。
普通に考えると、07RSが一番グリップが良いってコトになる。
なお、注意点としてもともと07RSは温まりにくい、という話を聞いていた。
特に新品から一度熱を入れたタイヤは、さらに温まりにくい、と。
なので、このタイヤを検討する人は、冬場のアウトラップ2〜3周目でタイムを出す、という目的にはまず使えないということを強く理解して欲しい。タイヤウォーマーを使用しない限り、不可能と言える。
鈴鹿サーキットで言うと、最低2周をタイヤ温めに使用しないととてもじゃないがアタックできない。もちろんいきなりスパーンとグリップがヌケるワケではないが、間違いなく普通のドライバーはスピンするだろう。危ない。
筑波サーキットコース2000なら4周程度、コース1000なら5周は必要かも知れない。
ここは試していないのでわからない。
エアの内圧は、冷間で1.8くらい。新品時なのでブロックがヨレることで熱も入りやすいため、走行5周程度で2.4〜5くらいまで上がった。そのあとピットインし、温間2.2に合わせて1周アタックし自己ベストタイムである2分24秒610を出している。エイトでこのタイムは、結構速いタイムであり、グリップが出てからの07RSはかなりの高いパフォーマンスを発揮すると言える。
なお、07RS、非常に癖がない素直なタイヤであると言える。温まりの悪ささえ除けば、誰が乗っても簡単に良いタイムが出せるだろう。タレという面も、それほど一気には来ないが、エア圧の調整は高い頻度で必要。鈴鹿だと3周走行で一度クーリングorピットイン、というカンジか。
なお、このタイヤの製造は2016年21周。結構前だな。

新品時の残溝は5.1〜2mm程度。ADVAN A052クラスかな。
タイヤサイズもオーバーサイズには作っていない様子で、265サイズならば9.5Jでぴったり。10Jにする必要性はあまりカンジられない。

ピックアップもそれほど拾わない印象。
鈴鹿サーキットがすごく綺麗なコースだということもあるのかな。
削れも非常に綺麗で、うまくなったみたい(笑


左前

左後ろ

右前

右後ろ
走行終了後の残溝も全然減っていない状況で、コレでTREAD WEAR 140?ってカンジだった。
正直、悪いトコロと言えば、温まりの遅さくらいであとは見当たらない。
熱入れて冷めてまた熱入れて、ってのを繰り返しての寿命、というのは現時点で不明だが、そのあたりもクリアできるなら、かなりレベルの高いタイヤと言える。
街乗りだとロードノイズが激しすぎるというのが、鈴鹿まで履いてきた人のコメントであったが、そこまで良くなってしまったら、正直国産の価値が・・となってしまうので、ソコまでは求めてはいけないだろう。
RE-71R4本の価格をベースに考えると、Z2☆が3本、ゼスティノが2本、という価格帯でこのスペックというのは、正直恐ろしい。
ただ、2月から値上げするらしいとの噂。
コレには怒り心頭。せっかく良いモノなのに、今ココで材料費高騰分を超えての値上げ、というのはナシだろう。
価格も重要な性能の一つ。ソレを自ら失うというのは、本当に残念でたまらない。
価格値上げの見直しを強く訴えたい。
<追記>
2017年1月15日現在、直営店GRIDの価格がもう上がっていた。
07RS 265/35R18が、22,750円+送料1,050円に。前は19,800円+1,050円くらいだったので、約3,000円弱の値上げに・・。4本12,000円弱の値上げ。
07RSは、4本で95,200円になる・・。ちょっと上げすぎじゃね・・?
今までの調子で28日に猪突進してたら1コーナーで刺さったかもです。
慎重に暖めてから行くことにします。
俺…ダンロップはあんま…グッとこないんすよね…
あぶないあぶない(c)福田和子
1コーナーはいけても、1ヘアでスピン間違いなしでしたよ(笑
ご注意をー。
07Rは少し温まり早いらしいっすね。RSはそこからさらに数周必要なイメージです。