
今回は、足回りのメンテナンスのために、オートサロンでこいっそがしい中、無理やり入庫させてもらったワケだが、例えばアライメント一つとっても、やっぱり鍋さんに見てもらいたいワケだ。
別に同じ値ならどこでだって取れるし、おそらくそんなに違いはないだろう。

でも、違うんだよ。そこじゃねーんだよ。
RE雨宮の東砂工場には、最新の3Dアライメント装置なんてなんもねえ。アライメント取るのにリフトアップすらしない。定盤もない。ここに停めたら水平だって場所があって、そこに鍋さんがクルマを転がして設置させて、そこでダンロップのアライメントゲージと糸で調整するだけ。
結果はおんなじかもしれないよナ。
むしろ値は最新の機械の方がいいのかもナ。
かんけーねーよ。職人の培った技術や想いとか、このAI時代になったとしたって、結果に現れると思って信じてるんだ。
鍋さんが引退したら、俺、どうしたらいいんだろう。常々そう思ってる。
なお、前回補修したエキマニが割れていたので補修を依頼したのだが、補修したのもまた、東砂工場にいるスーパー職人の手によるもの。俺のパイプ系はみんなこの方の手によるものだけど、マジありがたや。
ちなみに、割れた部分は真ん中の一番熱が掛かる部分で、伸びたり縮んだりを繰り返されてステンもだいぶ弱ってきているとのこと。今シーズンでまた買い替えか。痛いナ。

RE雨宮は、オートサロンに毎年、Newマシンを出している。
正直、コスト的に見合うのか?やる意味なんてあんのか?っていつも思ってる。
でも、これを継続し続けることのメッセージ性はすごく強い。効率性や費用対効果という面でいけば正しくないのは明白だけど、そこだけなのか?
これは本当にわからない。
でも一点だけ、雨サン、毎年毎年、この時期、鍋さんに作業を全く依頼できなくなるのでほどほどにお願いしたいです(笑

雨宮からの帰り道、がちっと路面を捉えるクアンタムの性能が一段上がった様に感じたのは、完全に気のせいだと思うが、この気のせい、というのはバカにできないものがあると思うんだよナ。ドライバーをその気にさせる、というか。

また、ここ最近はエキマニが割れていたことによるマニ割効果の様なヒドい排気音だったことを改めて痛感した。すごく透き通った排気音が俺のクルマから排出される快感を得ながら、帰りの湾岸線を流す。
100km/h前後の流れで、特に高い速度を出さなくても、エイトが楽しく心地よい。
時々シフトダウンし、高い回転時の排気音を楽しみながら帰宅する。
やっぱり俺、このクルマが大好きなんだ、と改めて感じた、そんな日だった。
鍋さん、ありがとうございます!
お褒めいただきありがとうございます!
やはりクルマは、単なるパーツの組み合わせじゃないですし、数字だけじゃないアナログな部分、多分に含まれているよナ、と痛感します。
私も自身の持つ能力では理解が出来ないレベルのスキルを持つ玄人と何人かお会いしたことがありますが、あれは凄かったです( ̄▽ ̄;)
そうなんです。
正直、このあたりは俺も理由はわからないんですが、とにかくスゴいの一言です。