2019年01月31日
■[レポート] RX-8で前人未到、筑波ラジアル0秒台突入だエイト!
すでにtwitterなどでは報告していますが、先日1/27のエイトリアンカップに於いて、RX-8で筑波サーキットコース2000で、前人未到の0秒台を達成することができました。
ラジアルタイヤでの0秒台を達成した後は、Sタイヤに移行すると宣言してきたこともあり、今回の結果を以て今後はSタイヤへスイッチしていくこととなります。
ここまで至ることができたのは、本当にサポートしてくださった人たちのおかげで、感謝の言葉も尽きません。
RE雨宮の雨サン、鍋さんは言うまでもなく、今回は仕事で来られなかったけれど、いつもサポートしてくれていた緑の彗星(?)さん、当日サポートしてくださったRGN青木さん、SHOH1さん、スポンサードしてくださったプロジェクト・ミュー様、プレミアムジャパン様、そしてスーツなどで多大なるご支援をいただいたTCR JAPAN様、それから当日応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
次はさらなる前人未到の世界、RX-8レネシスNAのままでの59秒台を狙います。正直かなり厳しい壁だとは思いますが、RX-8の新しい歴史をこれまでも刻み続けてきた自分ですので、この先も更にそれらを更新していきたいと思っております。
さらなる応援、よろしくお願いいたします。
●当日に至るまで
正直、自分自身の中ではラジアル0秒台、半ば諦め掛けていた。
それは、昨年、新品のタイヤを使い、確かに少しミスはあったが、渾身のアタックで1分1秒111という結果だった。仮想ベストでは0秒台に入ってはいたが、あくまでたらればの世界だけで、ちょっと0秒台はキツそう・・そんな感覚だった。
しかしその感覚が一気に変わったのがこの日のちょうど一週間前のzummy走行会で、中古削りのRE-05Dでなんと1秒2が出せたこと。しかもカウントされなかったLAP2のセクター1は、LAP1のセクター1よりコンマ3速かった。つまり、中古タイヤであってもきちんとまとめれば0秒台にこの日ですら入れられた可能性があった、ということが判明した。
これには自分自身にも驚きを隠せなかった。
それからもう毎日、ロガーや車載とにらめっこし、何が悪かったか、どうすればよかったのかを自己分析を繰り返す。
その結果、ミスをせずきちんとクルマが行きたい方向に走らせることができれば、0秒台に入れられることは確実、という結論に至った。すなわち、タイムを出すのではなく、タイムが出ない様なコトをするな、という方向に変わった。
そうなると、精神面でのアプローチが全然変わってくる。「やったるぞー!絶対0秒台出してやるぞ!」みたいな猪突猛進系のメンタルから、「ミスをしてはいけない、ここはこういう走りでなければいけない」という様な、減点方式のメンタルに変化していった。
これは非常に良くない傾向。
そして仕事の休憩時間の車載映像とかを見ていると、突然不安や期待で動悸が激しくなるなんてこともあった。
こんな状況だと、また気合の空回りで最悪は事故の可能性もある。
そんな風にならないように、強く自分を戒めていった。
●走行当日
走行当日のテンションはヤバいくらいageageだった。
気温もすごく低く、路面状態もまさに良い状態。
コレはいかん、コレはいかんと自戒しながら努めて抑える様にしていても、自然にテンションはあがってしまう。
当日のサポートはRGNの青木さんに依頼していて、青木さんからも常に「壁花火しようぜ」とか煽ってもらいながら、自分自身のテンションを落としていく様にしていった。
今日は新品のRE-05D。
これまでのタイヤウォームアップとは温度、エアなどを少し変更し、走行は仮にLAP1で0秒台が出たとしても2周は必ず連続して走行しようと決めていた。
そしてコースイン。
新品のタイヤはややアンダー傾向になることがあるが、RE-05Dの場合はその傾向が顔を出すことはあまりなく、むしろ素直に走行できるイメージ。
そして最終コーナーをキレイに走るようにし、TCRの加藤さんがインフルエンザ明けにも関わらず俺の走行動画のダメな点を指摘してくれた部分をきちんと反映する様に走行。特に1コーナーへのアプローチ、1ヘア、最終コーナーのアクセルワークや縁石の使い方などをきちんと踏まえて走行。しかし1ヘアやダンロップで細かいミスをしてしまう。が、そこまで大きなミスではない。そしてLAP1のコントロールラインを通過する。
その瞬間、俺のラップタイマーに0秒9という数字が見えた、達成したか!?
が、0秒9という数字、実際の計測器だと誤差で1秒台である可能性があるのと、LAP2にさらに更新できる可能性もゼロではないためそのままアタック継続。
S字走行の際にチラリと掲示タワーを見ると、0秒9という数字が見えた。よし!まずはLAP1が0秒台なのは確実。
走りの感覚は悪くない、そのまま最終コーナーからコントロールラインを抜け、表示は1秒5、やはり更新できなかった。
この瞬間、一気に嬉しさがこみ上げてくる。
2014年に1秒台を達成したのと同じ、いやそれ以上に嬉しく激しい感情が生まれてきた。
ピットに戻ってきたら、みんなが祝福してくれた。
たくさんの、大勢の人たちから祝福され、自分がやってきたことは間違ってなかったんだなと痛感する。
やっとここまできた。自らを鼓舞する目的もあり、Twitterなどで「伝説を作る」などと語っていたが、やるやる詐欺にならずに済んだのはホッとしている(笑
セクタータイムは以下。
[Sec1]24.925 [Sec2]25.276 [Sec3]10.763 [TopSP]167.053 = 1'00''964
これまでのセクタータイムのベストのベストを組み合わせると以下。
[Sec1]24.925 [Sec2]25.221 [Sec3]10.678 = 1'00''874
正直、ラジアルタイヤで0秒台を59秒台というのは現時点では不可能。
なので、これの更新を目指す意味はあまりない。
0秒8でも0秒1でも同じ0秒台であり、これからコンマ数秒を刻むコストと時間を掛けるのであれば、59秒台を目指す方向にした方が良い。
ということで、RX-8でもラジアルタイヤで0秒台が出せるんだ、ということを歴史に刻むことができたこと、とても嬉しい。
次なるステージは更に高い場所にある。
なんとしても到達してみせる。
応援・サポートしてくださった皆さん、ありがとうございました。
エイトリアンカップサイコー!!
なお、この日の様子は大井さんのYouTubeにも掲載されています。
俺の車載映像編集より先にもう掲載されているので、こちらをどうぞ(笑
ご無沙汰してます。
久々に書き込みます。
0秒台突入おめでとうございます!
スゴいです。
次はSタイヤで59秒台を
期待してます。
ありがとうございます。
とうとうここまでやってまいりました。
59秒台、なかなか高いハードルですが
なんとか実現したいと思っています!
引き続きご期待ください!