2019年02月16日
■[レポート]岡山国際サーキット RX-8ラジアルタイヤレコード奪還だエイト!1分42秒363達成!
2019年の目標は、筑波サーキット2000をラジアルタイヤで0秒台。
それを達成したら、RX-8のNAのRENESISのまま1分切りを目指すため、使用タイヤをSタイヤに変更することに決めていた。
しかし、Sタイヤにスイッチするということは、ラジアルタイヤでのアタックを辞めるということとイコールでもある。もちろん併用することはできなくはないが、セッティングだって違うし、なによりタイヤを2種類用意するコストの面も非常に痛い。
最新のハイグリップタイヤは、そもそも4本で20万円近くと非常に高額のため。
そう考えると、基本はもうSタイヤに絞って進めていくのが良いだろうと。
ただそうなると、心残りが何点かある。全国サーキットで、コースレコードを自分が持っていないコースが、鈴鹿、岡山、SUGOの3コースある。タイムはいずれ更新されるものだが、このままこれらコースのレコードを自分以外が保持したままSタイヤには行けない。
ただ、鈴鹿サーキットに関しては2019年1月時点のベストタイムが2分23秒1、レコードが2分21秒9。1秒2ほどある。ただこのあたりのタイムは間違いなくリアルテックやLEGが更新するのは間違いない。コース攻略習熟度の低いこのコースで、百戦錬磨のショップ・ドライバーと勝負するのはあまりにも分が悪い。
一番気になるのはやはり、岡山国際サーキットだ。自分のコースレコードは2017年に破られていて、2018年も更新できていない。そして距離も遠いためなかなか練習などもできない。幸いにして2018年の11月は二泊三日で3日連続で走行し、身体もまだ岡山国際サーキットの走り方などを覚えている。
問題は走るイベントをどうするか?だ。ライセンスはもちろん持っていないが、そのためにライセンスを取っても良い。が、ライセンス走行ではマイポンダーも使えないため、公式リザルトが出力されない。
※GPSのLAPカウンターは誤差が激しいため、参考値程度のタイムなら良いが、レコードタイムや最速を謳う場合には、サーキットの公式リザルトを必須と考えている
となると走行会だが、どれを見ても最初のラップで結果を出すという目的に適した走行会はない。
そこでふと、
良いイベントがないなら自分で作っちゃえばいいじゃん
と、悪魔の思いつきが俺の頭の中に生まれた。
平日に30分枠を一人で貸し切ったら、好きなように走行できるじゃん!と。
で、早速以前にエイトリアンカップの貸し切りの際にお世話になっていたところに連絡し、平日30分だけ借りるとしたら?フラッグ要員とタイム計測も付けると結構な金額。
一人で貸し切るってのにしちゃーやっぱ痛いな・・。
でもこーいうのやるって言ったら、数人は集まるんじゃね?数人でも集まれば少しは金額の痛みも和らぐべ。それになにより、結果出しておきたいし。
しかも結果を出すんなら、ということで、このタイミングでRE-05Dの新品も投入することを決めた。
1/27の筑波でも新品投入、岡山でもさらに新品投入と、正直もう財布が悲鳴を上げていたがなにより結果を出したいと考え、ここは借金してでも行くべきと判断した。
そして日程は2/15(金)とし、前から30分枠だけ岡山やろうと思ってるんすよ、と相談していた名神タイヤの宗藤兄貴にやります!と伝えたら、「漢(オトコ)じゃの、じゃあそういうのできる仲間何人かに声掛けてみるわ!」と言ってくれて、ホントにS2000の仲間を4人集めてくれた。これで貸し切り料については負担が軽くなった。
俺が声掛けた人にはちょっとフラれたりしたので、俺とS2000 4台のトータル5台で、岡山国際サーキットを貸し切るコトが決定した。
ぜ、贅沢だな。
それからあっちでのサポートについては、彗星さんに相談した。当日のサポートだけでなく、積載車での運搬までお願いすることになった。木曜日の夜に出発し、そのまま金曜朝に岡国に到着し、俺が走った後またとんぼ返りで東京に戻っていくという強行プラン、引き受けてもらったのは本当にありがたい。
なお、積載車の中では俺はほぼ爆睡させてもらった。
毛布と枕を持ち込んでのやる気・寝る気マンマンで。
ちなみに夜に出る前、プラグがカブってエンジンが掛からなくなってしまい、なんだかんだで1時間くらいデチョークしてもだめで、仕方がなく、狭い俺んチの前までローダーを入れてもらって(すげぇ苦労するから、当初の予定はウチの近所まで俺カーを運転して持っていく予定だった)、手押しでローダーに乗せて事なきを得た・・という感じ。コレで時間のロスはかなり発生し、ほぼノンストップで岡山まで行くこととなった。
岡山に到着したらまずやらなきゃならないのは、ココでの記念撮影
パドック到着。エイトリアン スーパーラップ走行会、な、なんかかっこええな(笑
パドックはこんな感じで3ピットを5台で使用するってんで、もうガラガラ(笑
宗籐兄貴の名神タイヤS2000
西田さんのスーチャーS2000。100秒切り(1分39秒台)おめでとうございます!
ぶどう屋さんのS2000。ホントにぶどう屋さんらしいw
戦闘民族さんのS2000。
そして俺カー。
この5台が参加車両だ。
今回の資料は時間もないので、出張途中にgoogleスライド(PowerPointもどき)を使って作ったヤツ。
タイスケを見ればわかるが、30分を2ヒートに無理やり分けている。どちらもスーパーラップ。計測3周で一旦チェッカー。5分のインターバル後、また計測4周程度のスーパーラップでチェッカー。
俺の計画は以下。
1ヒート目で中古削りで計測1周を実施。ここでレコードタイムを更新するのと共に、コース習熟度を現地でアジャストする。
2ヒート目で新品で計測2周を実施。レコードタイムから1秒タイム更新を狙い、41秒台に入れる。
1ヒート目と2ヒート目の間のタイヤ交換、恐らく8〜9分程度と見込む。
そのため、1ヒート目のアウトラップは1分50秒で走行、計測1周目1分42秒で走行、インラップ1分50秒で走行して戻ってきて5分20秒程度。なんだかんだで9:06にピットに戻る。
そこから車両をスロープにのせ、彗星さんがそこから車体をジャッキアップ、タイヤ交換を実施、9分経過後9:15に再度コースイン、と。
こんなコトができるのは彗星さんくらいだけだろう。
ところがここで大きな誤算が。
(1)1ヒート目の4輪上げた状態でのタイヤ交換作業が、想定より速すぎたw
6分程度で作業が終わると見込み、9:52に作業開始、9:58作業完了でピットロードに余裕を持って並ぶ、という予定が、彗星さん作業速すぎwww 4分で終わらせてやんの・・56分に作業終わっちゃったよッw
(2)2ヒート目のジャッキアップ+タイヤ交換作業が、想定より速すぎたw
8〜9分かかる見込みが、6分程度で終わって余っちゃったwww
まぁそのおかげで、ガソリンを2リッターだけ給油するとか、少し余裕を持つことができたから良かったっちゃーよかったんだけど。
まず1ヒート目、中古の削りタイヤとは言え、1/27のエイトリアンカップで2周、2/8の鈴鹿で2周しただけのタイヤなので程度はかなり良い。
まずはこのヒートで出したタイムは1分43秒フラット。公式には1分43秒013。レコードタイムは超えていない。くそッ。
タイヤ交換をちょっぱやで彗星さんが終わらせて2ヒート目コースイン。
タイヤウォーマーで温めてあるのでどこからもグリップする。コレはイケる!と思ってアタック開始。1コーナーであれ?なんかアンダーが出る・・?筑波みたいな新品ドマジックがない・・?路面の問題か?まぁそんなのを気にしても仕方がない。
そのままアンダーを消しながら走る様に努める。
なお、レボルバーは3速に上げる様にしている。MFCTやエイトリアンカップ岡山では2速のままで行くのが失敗だったと反省していたため。コレはやはりアリだ。
が、アンダーはちらほら顔を出す。が、シカトだそんなの。
そしてマイクナイトはサイドポートにしてから初の全開走行でクリア。やっべぇと思ったケド、たぶんイケると思っていったらイケたwww
そしてコントロールラインを通過し、手元のタイムを見ると42秒4と出ている。目標の41秒台には至らなかったが、レコードタイムは更新している。
そしてピットに戻り、正式リザルトを見ると、1分42秒363となっている。
よっしゃ〜!LEGのレコードタイムより0.5秒速い!
なんとか実現できた!ここまでやってレコード奪還できなかったら、マジ泣ける・・。
RX-8 RENESIS(純正NAエンジン)+サイドポート拡大加工済。
タイヤ:BS RE-05D
この結果の達成にあたっては、まず緑の彗星(?)さんの尽力が不可欠だった。そして名神タイヤの宗籐さん。心の支えになってくださっていました。それからTCR JAPANの加藤さん。俺の車載を見ての駄目出しなど、ギリギリまで積載車でアドバイスを読みながらアドバイスを反芻していました。
ちょっとお金的には厳しいやり方だったが、こういうの面白いって思ってくれる人の輪は絶対に今後も広がると確信している。次のタイミングでは、赤字幅が少ないと嬉しいかな(笑
それよりも何よりも、RX-8ラジアルコースレコードを奪還できたこと、非常に嬉しい。
やったぜ〜!!
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