
昨年からコスパ良タイヤとして使っていたゼクノーバタイヤですが、今回、取材も兼ねてREVSPEED筑波スーパーバトルに自身の車両、RX-8で参戦してまいりました。
利用したタイヤはゼクノーバRS606 TYPE-H(TW140)です。
現在ちょっとデフの調子が悪く(おそらくベアリングで異音が出ている)、万全の状態ではないとは言え、結果として3秒台を出せてなんとかホッとしています。
この日の気温は朝の時点で12度程度。少々温かい感じでしたが、万全のデフ・LSDの状況でしたらもう少しタイムも更新できていたかもと思えば、良い結果ではないでしょうか。
なお、写真はクイックジャッキを使って4輪ジャッキアップしているシーンです。
クイックジャッキ、やや車高短には厳しい様で、フロントはやはりスロープを使う必要があります。が、12V、100Vどちらでも対応でき、この日は普通の車両用のバッテリーを使って12Vでジャッキアップしましたが、スピードも早く、一旦上がればロックすることで固定もされ安全ということで、ちょっと欲しくなってしまうアイテムです。が、やはりモノはデカいのと重いので、自走車両に持ち運びは不可能ではないがキツいな・・という感触。

今回使用したタイヤは275/35R18、ホイールは10JのZE40。275は9.5Jでもいいですが、10Jでもいい感じなフィット感。
エア圧は9.5Jだと2.2あたりがベストで、10Jだと2.1くらいでベストかも?というところです。
詳細はREVSPEED本誌をご参照ください。
タイヤレターも当日、スプレーで実施しました。コレがあるとかなり締まりますね、いい感じ。

ちなみにこの日、組んだばかりのタイヤを皮むきゼロでコース上で使ったのですが、新品ノー皮むき状態はマジ危険です(笑
とにかくツルッツル。もし皆さんもこのタイヤをサーキットで使う、または峠などで使う場合などは、必ず皮むきを100km程度実施することを強く推奨します。
この日もコースインする前、ピットから出て一発目からグリップ感なし。そういうものだと理解しているので別に問題はないのですが、少しずつタイヤに熱を入れて温めていくイメージが不可欠です。冬などの時期で路温も低い時期で、かつ皮むきも考えると、最低でも計測3周目くらいからじゃないとアタックは難しいと思います。ご使用の際は必ずこの点をご留意ください。
皮むき終わっていれば、普通のハイグリと同じで計測2周目あたりからでもいけるとは思います。
なお、1ヒート目、熱が入ってからはずっと熱ダレもなく走行できます。
また、2ヒート目以降は普通にアウトラップ2周目からアタックができる感じで、特に熱の入りへの不安や皮むきなしの時の様なグリップ不足なども感じず良いフィーリングです。
このあたりは昨年テストした時とほぼ同じ感覚ですね。
エアについては、やはり上記に記載の2.1~2くらいがベストで、あまり高くてもダメですし、1.8とか低めでも良くない感覚です。
特にこのタイヤ、サイドウォールが堅めにできているのか、縦と横のバランスが非常に良く、サーキット初級者にありがちな、コーナー途中で向きが変わる前にアクセルを入れて〜ってな走りにもちゃんとついてきてくれるタイヤで(もちろん熱の入った状態でそれをやるとショルダーは削れますが)、比較的安全にアンダー走りも許容してくれます。
フロントが突然抜けるとかもないので、素直なタイヤです。
ただ難点は、センターグルーブ(真ん中の太いタイヤを一周しているブロック)が斜めに削れてしまう傾向があり、この辺はブリヂストンさんのRE-71RやRE-05Dなどでも共通ですが、これはパターン的に仕方がないのかな・・というところです。他のブロックが残っていてもセンターグルーブが斜めに削れてしまっている、みたいな状況になりがちです。これを防ぐためにエアを落としすぎてもグリップ力も落ちてしまいますし、265サイズで4本6万円くらいですので(2019年12月時点)、減りが激しくなったら買い換える、という考えで良いのかと思います。
なお、この日はすぐに気温もぐんぐんあがり、コンディションとしてはサイコーではありませんでしたが、記念すべき30回目ということと、業界の一つの指標でありつつけてきたこのイベント、本当に素晴らしいと思います。
筑波スーパーバトル出場できる機会を与えて下さった、ゼクノーバ販売さんに感謝致します。
ゼクノーバ RS606 TW140 TYPE-H の詳細、購入は下記公式サイトよりお願い致します。
https://www.zeknova-japan.sale/