
以前使用していたサスペンションだと、リアを動かすのにフロント下がりにしていたこともあり、今回のシルクロード社サスペンションの初期セットアップも同様に、リアに対しフロントが10mm落とした形としてもらうようにクリスタルさんに依頼してその通りになっていた。
が、これだと街乗りレベルでも少し不都合を感じるくらいの車高になっており、やりすぎたかな?と少し感じながらも、まずはこの状態で走行してみることとした。
一番気になったのが、リアをここまで落としたことによるサスペンションの底付きが起きないのか?という点だ。
シルクロード社のRMS-Kは、そもそもリアのサスペンションはショート加工されている様で、初期セットアップの段階で街乗りレベルで底づきを感じることはない。サーキットに持ち込み、横Gなどでロールした際にどうか?を含めたテストが今回の目的の一つ。
コースはいつもの筑波サーキットコース1000。
タイヤは165/55R14のナンカンNS-2R。
先月6月5日に走行した際は、48秒154を出していたが、その日と比較しても気温の差は10度近く。かなり暑い。猛暑。
サスペンションは初期セットのまま。減衰もF5戻し、R7段。
1本目は13:40の枠。20分走行。
かなりオーバーステアな感じ。ヘアピンあたりはクルリと回頭性良く曲がってくれるが、1コーナーの侵入でもオーバーステアが出るためもう加速体制に入るのに遅れるので少しNG。
22周走行し、ベストタイムは10周目の48秒066。安定して48秒台は出せず。
なおサスペンションの底付きは発生していない。バンプタッチは多少しているか?という感触。
が、おかしな挙動はしていないので特にここは問題にならない。

ただ、クルマが横に流れることが多く、成功率が下がってしまうのでもう少しリアを安定させたく、走行後にフロントの車高を3回転upさせる。1回転が何mmか不明なのだが、定規で計測したところ2mm以上あるように見え、ロワシーとが邪魔でちゃんと計測できなかったが、6〜7.5mm程度upしたと推測。
この状態で気持ちフロントがリアより低いかなという感覚。
そして次の15:20の枠で走行。
1コーナーなどの高速コーナーでのオーバーステアは概ね消え、かなり走りやすくなる。
ベストタイムは48秒050。ほとんどupしていないが、全然走りやすさが違う。路温もめちゃ上がってるし、路面もタイヤカスだらけになっているにも関わらずタイムが伸びていることからも、明らかに走りやすくなっている。48秒台も安定して出せるようになっている。全然違うなこりゃ。
ただまだリアの回し込みをした際、横に流れる力が多いイメージで、もう少し早めに抑え込みたいところ。
ここはもう少しフロントの車高で合わせたい。

サーキットのあと、よしずガレージにて車高up作業と、車高downに伴うロアアームバーが段差であたることもあったので撤去作業などを実施。
正直暑くてスポットクーラーを浴びまくっていても何もやる気が出ない(笑
こんな時に良く走っていたなと思うくらいだ・・・。
殺人的な暑さが今年もまた、やってくる・・。
めちゃくちゃ休憩し、水分を補給しながら作業を実施。
しかしやはりFRだろうがFFだろうが、リアの車高を決めてからフロントで調整というのが一番カンタンでわかりやすく、手軽に調整できるので非常にオススメ。

走行後の右タイヤ

走行後の左タイヤ
なお、ちょっとピンぼけだが走行後のフロントタイヤ。
これまでリアに履いていたタイヤをフロントに持ってきたのだが、ガンガン走ってもこんな風にキレイに走行できているので、この脚の良さが良くわかると思う。
今後、は減衰など細かくセットしていき、よりパフォーマンスを発揮できる方向を目指していきたい。
次回テストは来週7/23を予定。
なお参考までに、この日のリザルト。
走行しすぎwww
