2025年01月03日
走り続ける者たちの2025年
新春、まだ空気の冷たさが肌に触れる朝、静まり返ったガレージに響くロータリーエンジンの音が新しい年の始まりを告げる
その低く力強い鼓動は、まるで挑戦の序曲のように響き渡る──2025年、すべてが動き出した
筑波サーキット、いつものコース、いつものコーナー
だが、路面のわずかな変化や風のささやきが新たなドラマを生む
今年の目標は58秒台
気温や気圧、風の抵抗さえ味方に変え、限界のさらに先を見据える
その瞬間、時が止まり、魂が叫ぶ
すべてが一つになるあの感覚を目指して
十勝スピードウェイ、果てしなく広がる空とストレート
去年のガス欠、悔しさを噛みしめたあの日
だが、それもまた物語の一部
今年こそ、1分27秒台を掴み取る
風景が流れる中、目指すのはただひとつ
速度ではなく、心の中の静寂を手に入れるために
オートポリス、山々の影に包まれるテクニカルなコース
2分0秒台の壁は高く、険しい──だが、挑む価値がある
その先に待つのは、新しい自分
タイムの向こう側に広がる未踏の領域を目指して
1月26日、第一回エイトリアンカップ&ロードスターストライク
車と人が紡ぐ物語が交差する日
このイベントは単なる競技会ではない
仲間たちと共に未来を描くための一歩
今年の最大の挑戦
そして、最も大切な目標
ふと、心が問いかける──今進んでいる道は正しいのか?
答えはすでにある
進むべき道は、ロータリーエンジンの鼓動が教えてくれる、路面に刻むタイヤの跡が示してくれる
それが、正しい道かどうかを問う必要などない
道は続く──どこまでも
幼い頃、胸の奥に抱いていた夢がよみがえる
風を切る喜び、限界を超える興奮
それは、今も心の中で消えることなく燃え続けている
挑戦の果てにある景色──そこには、言葉では表せない何かがある
絆、努力、そして何よりも走ることの歓び
そのすべてが人生の一部として刻まれる
2025年──駆け抜け続ける者たちにとって、ゴールはない
ただ、走り続ける限り、新たな未来が広がり続ける
その一歩一歩が生み出す軌跡こそが、誰かの明日への希望となる
そう、すべてを照らし出しながら──
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