2024年08月07日

■エッセとRX-8のエアコン完璧完調になったエイト!

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 キミのエアコンの調子はどうだい?

 夏になったら効かないとかないかい?

 俺はそうなったぜ(涙

 愛する軽のエッセも最近急に効きが怪しくなってきた

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 ここ最近、マーク2とかエッセとかは、藤沢市にあるSAM サカタモータースさんに出してるんだけど、その時に、エッセもこれやべーよって言われて、Snaponのエアコンマシンで見てもらったら、エアコンガス280g必要なのに、50gしか入ってなかった模様

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 そら効かんわな

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 で、エアコンマシン掛けてもらったマジバリ効き

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 吹出口9.6℃

 寒いくらい、やべえ

 で、本番はこっちじゃない

 俺のエイトの方、ガスが抜けてるのかわからないけど、効きがだいぶやばくなってきた


 で、ガス入れたけど駄目だったりして、入れすぎを懸念して抜いたりとか繰り返しているうちに、何がなんだかわかんなくなって迷路状態だし、そもそも熱風しかもうでねーし、でもコンプレッサーは回ってるし、圧力ゲージでも青い位置で問題ないしってことで、まさかのなんか故障!?ってマジ焦って、でも最後にエアコンマシンで正常なエアコンガス量を入れてみて、それでも駄目だったらメカニカルトラブルシュートにしていこう、ってことでやってみた

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 そしたら見事に復活!

 サイコー!

 まだ夜に帰った時に涼しい・寒いくらいなので、最もキツい、炎天下でこのあたりの実力を試してみたい

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 なお、ちょっとだけSUNOCOリアンにもなったw

 でも、15,000円でこのマシンでガス・オイル補充などちゃんとできるんなら、なんかもう、1年に1回これやってもいいかなって気分になってきた

 まぁちょっと減ったくらいならDIYでガスチャージでもいいんだろうけど
 やっぱりなんか、むむむって感じることも多いので、正確にやった方が確実だなーと

 真空引きもちゃんとやってくれて、空気とかもはいんねーだろうし

 ということで、2台共にエアコンバリ効きでサイコーになったという話ぢゃ!

 エアコンないクルマなんて乗りたくない

 とにかくもう、学校や家には帰りたくない

 もしエアコンに悩んだら、マジココに相談してみて
 エイトリアンに聞いたって言えば、色々教えてくれるはずでやんす

posted by エイトリアン at 21:22| Comment(0) | メンテの記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月20日

■VALINO VR08GP NEUMAの新しいモデルを試してみた(結論:かなりイイ)

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 タイトルですでに結論を述べているが、かなり良いタイヤだ

 以下、詳細レポート

 VR08GP NEUMAというタイヤが発売されたが、VALINOがメーカーとしてさらなる進化をさせたい、という意図で、リリース後のこんな短いスパンで新モデルに変更して試作品を作ったので、試させてもらうことにした

 金型やコンパウンドは全く同一で、構造を大きく見直して変更したとのこと

 これまでのモデルはVR08GPと同じコンパウンド、構造で溝を深くしただけのモデルだった
 すなわちグリップを得るための熱容量のバランス、及びゴムと路面の接点の分散がうまくいっていなく、想定通りのグリップを得られていなかった、と予想していた

 VALINOでも同様の見解だった様で、今回は熱容量部分は敢えていじらず、構造部分を変更してきたというのは、アプローチとしてとても良いと考える
 構造強化の詳細は不明だが、ケーシング剛性を高めてきたことはグリップが上がることが大きく期待できるため、真夏の猛暑ではあったが、筑波サーキットコース1000で実走行テストを実施した

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 タイヤ:VALINO VR08GP NEUMA Newモデル 2024年25週製造
     ホイール 9.5J +45 (+5mmスペーサー)
 車両:RX-8 エイトリアンスペック
 気温:30度 路温 40度over

●1枠目走行
 10:20〜

 エア圧冷間1.4スタート(温間1.8目標)

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 コースイン後、明らかなグリップの高さを感じる

 路面温度が40度オーバーということもあり、タイヤの温めはほぼ不要
 計測1周目からほぼ全開でいける

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 1コーナーの飛び込みが、これまでのモデルとは異次元レベルで良い
 簡単なリアブレイクなど皆無
 もちろん、超ハイクラスのハイグリップラジアルタイヤやSタイヤではないので、オーバースピードで突っ込んだらもちろんドアンダーだが、斜めにGを掛けて飛び込んでもそれなりにカバーできるというのは、これまでより明らかな進化

 特に1コーナーを抜け、ボトムのポイントからのグリップが段違い
 きちんとふんばって立ち上がってくれるのがマジで嬉しい

 ただ、溝が高い分、このような1コーナーの様なピークのGが強いコーナーだとヨレが発生するので、これまでよりは明らかにグリップ力は高いが、そうはいってもヨレの分、ややグリップダウンは起きてしまう

 ただ、これは浅溝化で解決できるポイントだろう

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 この枠のベストタイムは40秒014
 正直39秒台入れられるかと思ったが、車両のマフラーのトラブルでパワーダウンが発生しており、そこまで至ることができなかった

●2枠目走行
 11:20〜

 エア圧1.5スタート(温間1.8目標)

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 車両トラブルが解決せず、パワー感がやや落ちてはいたが、テスト決行
 真夏の恐ろしいほどの気温、及び路面温度にも関わらず、グリップのタレはあまり感じられない
 もちろん後半はタレてくるが、途中で大きなタレやヨレなどもなく、概ね安定的にタイムを出すことができる

 特に最終コーナーのアプローチ、Sportは言うもがな、08JPNでもかなり意識して丁寧に走らないとグリップを失う傾向にあったが、必要以上に丁寧にアプローチしなくてもグリップがついてくるのがとても嬉しい(うまく伝わるかな?)

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 残念ながらこの枠でのベストタイムは40秒450
 39秒に至らず

●タイヤ評価
 VALINOの本気を見せてもらった気がする
 これまでのNEUMA、SPORTともに正直かなり微妙なものであったが、このNew NEUMAはかなり良い
 当然だが、08JPNより明らかにグリップレベルは高く、冬場なら38秒台も狙えるかもしれないレベルだ

 ただ、まだシバタイヤR23 200Rよりも横グリップの安定感には至らず、TC1000でもコンマ3秒程度ビハインドがあると思われる

 パターンは現状でも排水性やロードノイズなどの面からも変更せず、として、対策としてはあと少しトレッド面のヨレをなくしたいところ
 シバタイヤの200Rでも同様の傾向があるが、やはり高速コーナーでの横Gが掛かった時には溝の高さから当然グリップレベルが落ちる

 ここの対策をすることで、より良いタイヤになりそう

 ケーシング剛性はこの程度で十分だろう
 もちろんもっと上げたら・・という期待値はあるが。

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 新品状態で10mmの溝はちょっと多すぎる感が強い
 熱容量、という観点ではありかもしれないが・・

 できれば溝をあとは4〜5mm程度浅くして、ゴムの変形を少なくして欲しい
 これによってもっとグリップ力が得られるはず

 結論として、このタイヤはとても良い、ということだ
 スタートラインとして十分な性能を持っている

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 走行後のトレッド面などを見ても、とても綺麗に削れている
 真夏のTC1000を20周以上走行した状態として見てみても全く問題ない、というかものすごく綺麗

 現状、New NEUMA(ニューNEUMA)は、2024年25周モデル以降が該当し、現時点では265サイズのみ
 8/9(金)にTC1000で開催する、若手優遇走行会のテストとして用意する予定
 試し履きしたい方は、ぜひ若手優遇走行会へ!(29歳以下の方のみ参加可能です)

 やっとここまで来た
 なんかとっても嬉しい!

 もっともっと良いタイヤ、期待してますぜ!VALINOサン!

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 ちなみにこの日、暑すぎてまた熱中症気味になってた
 身体に熱が蓄積され、それが取れない感じ

 皆さん真夏の走行はホントに気をつけましょう・・

(写真) わいもさん たくさん写真ほんとにありがとうございます!
posted by エイトリアン at 20:31| Comment(0) | VALINOタイヤレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月25日

■Shoraiバッテリーを3年使い続けてみて、果たしてどうなったのか!?

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 軽量化を主な目的として、バッテリーを鉛バッテリーではなくリチウムバッテリーを使い始めてもう10年以上になる

 2021年3月にAliantバッテリーからShoraiバッテリーに変更し、約3年使い続けてきたので現状について自分メモも含めて皆さんに状況を共有したい

 現在2024年の6月

 結論で言えば全く問題なくずっと使えている!!!

 俺が使ってるShoraiバッテリーは、LFX24A3-BS12という型番のもの

 俺の使い方は、普段はCAOSバッテリーを使って街乗りをしており、サーキットで走行前にShoraiバッテリーに交換して、走行が終わったらまた元のCAOSバッテリーに戻す、というものだ

 これまで特に充電不足ということも一切なく、一発クランキングで指導性も問題なく、サーキット走行時にも特に失火や電源不足などもなくずっと使えている

 Aliantもそうだったが、この使い方だとかなり長持ちするという感触だ

 にしても、このバッテリー、俺が買った時は約3万円(2万9千円強)だったが、今は4万円、約1万円くらい値上がりしてるのね・・

 これはなかなか痛いゾ

 今の時代、同じものが前よりも高価になる、というのが結構普通なので、欲しくなったらすぐ購入した方が良い
posted by エイトリアン at 11:44| Comment(0) | パーツ購入・投入レポート(一般) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月15日

■【レポート】4/12開催 VALINO Presents 若手優遇走行会 10th

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 今回で10回目を迎えた若手優遇走行会

 かつては、若手を「優遇」して安い参加費で、非若手は通常参加費でという運用だったために名称が「若手優遇走行会」と残っていますが、現在は若手「のみ」の募集となっています


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 参加台数は53台

 イベントのリザルトは下記をご参照ください
 https://app.box.com/s/asjzkc2vvr7h4pao7nx9uvctyu25c8hs

 参加車両や年齢分布は下記のようになっています

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 年齢分布

 19歳〜25歳で参加者の半数を超えている、非常に若い人たちが集まっていることがわかり非常に興味深いです

 ボリュームゾーン(参加の多い世代)は順当に25歳、28歳、26歳と、20代中〜後半になりますが、お金をそれほど掛けることのできない10代や20代前半の人たちがサーキット走行を楽しんでいただけることは本当に嬉しい限りです

20240412_tiremaker.png タイヤメーカー

 圧倒的なシバタイヤのシェアの高さがすぐにわかります
 安くて性能の良いタイヤが求められている、当然のことですが、値段が高くてトップ性能、というタイムアタッカー的な分布になっていないことが特徴的です。

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 参加車両は私が主催していることもあり、RX-8が非常に多いですが、NA-FR車両が多いのは現代の特徴でしょうか
 やはり壊れにくいNA車両が受け入れられているのかもしれません

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 なお、今年の若手優遇走行会は、VALINOタイヤさんとコラボしての開催となります
 安くて楽しめるタイヤを永く供給していきたい、というVALINOさんの商品提供趣旨と若手優遇走行会のコンセプトが近いことから今回のコラボが成立しました

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 コラボの目玉イベントの一つが、タイヤ試し履きサービスです
 タイヤ・ホイールをVALINOさんにご準備いただき、事前に希望した方から先着5名の方にタイヤを試し履きしていただきました

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 265/35R18 PERGER 08R JPN
 225/45R17 VR08GP SPORT
 205/50R16 VR08GP NEUMA

 この3セットを、RX-8 3台、BRZ、NDロードスターに履いていただき、忌憚ない意見をVALINOさんに出していただきました

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 今回の若手優遇走行会では、特別講師としてレーシングドライバーのターザン山田さんをご招待しました
 ターザン山田さんも非常にお人柄も良く、また、楽しくネタ的なこともやっていただき、本当にありがたい限りでした

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 イベントにご出展いただいたのは、宮富さん、RGさんです
 若い人たちを応援したい、という気持ちでご出展いただきました。改めて御礼申し上げます。

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 ケータリングでは、毎回お世話になっている蛸魂焼きさん、そしてBAR11さんです

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 蛸魂焼きのたこ焼きは、食べたことないなんて人生損してる!と言い切れるくらいほんとに美味しいですし、BAR11さんのビーフシチューもおいしく、ターザン山田さんからも歓喜のポーズをいただきました

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 また、クルマ系コンカフェ RB160 YOKOHAMAから、メイドさんが二人受付に来てくれていました
 メイドさんとのチェキができるガラポンなど、こちらも盛り上がっていました

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 イベントの最初のコンテンツは、サーキットデビューや初心者の方向けに、カルガモ走行という、先導者付きの走行枠があります
 サーキットのコースインの場所であったり、ピットロードに入る場所などから、コース上のライン取りなどについて先導車両の後についていくことで理解してもらうという趣旨で実施しています

 カルガモ走行の後は、皆さん思い思いに走行いただくフリー走行です

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 コース上では、若手ドライバー皆さんの愛車が、楽しく走行していました
 やはり若手ドライバーの方が集まると、空気感もすごく明るくなっているのを強く感じます

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 フリー走行の合間に、特別講師であるターザン山田さんの同乗走行も入ります
 1枠2台の同乗走行を行っていただいたのですが、午前中に15枠ありますが、こちらはすべての時間フルで同乗していただきましたので、30台の同乗走行、午後も15台の車両への同乗をしていただきました。単に同乗してハイおしまい、というのではなく、一人ひとりにきちんとコメントをしていたターザン山田さんは、本当に私達にとっての憧れのドライバーたる素晴らしい方でした

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 イベント最後には、ターザン山田さんから講評をいただきます
 真剣に、そして楽しくこの日を通しての参加者のクルマやご自身の感想などを語っていただきました

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 そして皆さんお待ちかね、じゃんけん大会です
 ご出展いただいた企業各社様や、ご協賛として商品をご提供くださった企業各社様、そして有志の皆さん、改めて御礼申し上げます

 ご協賛企業各社様(50音順)
 ・VALINOタイヤ様

 ・RB160 YOKOHAMA
 ・シーエフラボ様
 ・BAR11さん
 ・プロジェクトμ様
 ・株式会社宮富様
 ・レーシング・ギア様

 ・有志の皆様

 なんといっても今回、大目玉のプレゼントといえば、VALINOタイヤさんからの好きなタイヤ1セット(4本)プレゼントでしょう
 太っ腹です!!!

 そしてそのタイヤを見事ゲットしたのは、れねしすわさん!!!
 おめでとうございます

 今回で若手優遇走行会卒業の年齢ですが、最後に良いお土産をゲットされていました

 VALINOタイヤさんの豪気なプレゼントに、改めて御礼申し上げます

 以上ですべてのコンテンツが終了となります

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 皆さん終わった後に、ターザン山田さんにサインを求めに行く姿がとても印象的でした


 ご参加いただいた皆さん、VALINOタイヤ様をはじめ、ご出展・ご協賛くださった企業各社様、協力してくれたスタッフの皆さん、そしてターザン山田さん、ありがとうございました

 次回のVALINO Presents 若手優遇走行会は、8/9(金)の開催となります

 皆さんのご参加、心よりお待ち致しております

posted by エイトリアン at 20:46| Comment(0) | 報告・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月24日

■VALINO新作タイヤ VR08GP SPORTでTC1000をタイムアタックしてみた

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 VALINOのVR08GPという、半分がほとんど溝がないスリックみたいなタイヤがあったが、現在は終売モデルとなり、代わりに同じパターンで半分側も溝が深くなったモデルとして、VR08GP NeumaとVR08GP SPORTという2モデルが発売された

 VR08GP neumaはTW200
 VR08GP SPORTはTW300

 と、摩耗性で差をつけてあるので、自分のカーライフにあったモデルを選ぶのが良い、という形になっている

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 なお、残溝は深いセンター?グループの位置で6mmちょい
 もともとVR08GPで2mmとかの浅溝だった部分は5mmちょいくらいとなっている

 今回、あえてグリップ力の高いNeumaではなく、SPORTを選んでテストしてみた
 というのも、普段街乗りでも走行し、たまにサーキット、という人に向いているタイヤと聞いたので、そりゃいいじゃん!て思って、Z3の対抗馬としてどこまで使えるのか?をすごく知りたかったからなのだ

 早速この手のタイヤの比較に最適な筑波サーキット コース1000 (TC1000)でテストしてみた

 この日のコンディションは風も強く、お世辞にもあまり良くなかったし、毎回フルグリッドなイメージでクリアラップは取りづらいという状況だったが、タイヤの特性を知るのでタイムは二の次と考えていたので問題なし

 気温は約10℃程度
 路温は計測できていないが、12〜5℃程度はあったと想定

 TW300なのであまり温まりは良くないと想定されるが、まずは念入りに3周程度温めてアタック

 1コーナーでものすごくリアが出る
 おっとっとというイメージでまだ温めがたりない?と思ってさらにリアタイヤを中心にあたためてテストを続行するが、全然グリップが立ち上がってこない

 1コーナーで無理して入ったらスピンモードに突入
 ヘアピンでターンイン時にオーバーステアで頭は出口を向いてくれるがトラクションが掛けられない
 インフィールドも同じ、ターンイン時のオーバーステアと出口での踏ん張りのなさで我慢

 最終コーナーはより顕著で、向きが変わって一気に立ち上がりにトラクションを、と思ってアクセルを強めにいれるとホイールスピンしたり横に抜けたりしてしまうため、丁寧にアクセルを踏む必要があり、ストレートの速度が伸びずタイムも伸びない、そんなジレンマに悩むタイヤに感じる




 外撮り動画はこんなイメージ
 最終コーナーでのフロントタイヤの踏ん張りがもう少し欲しいのと、我慢のアクセルの入れ方となっている

 もちろんセカンドグレードタイヤのようなフロントから抜けるようなことはないのだが、横方向の強いグリップ、踏ん張りが足りず、食ってない、という感触だった

 当初は39秒台のどの程度が出るかな〜?と考えていたが話にならず、40秒368が限界だった
 しかも、コーナーはほぼ犠牲にし、低速でコーナーを丁寧に丁寧にクリアしていく、という走り方をしてやっと、という感じだった

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 リザルトその1

 タイヤ表面を見てみるとほぼ20分フルで走ったにもかかわらず、キレイなモノで、まったくゴムが溶けてない、そんな印象の表面だった

 エア圧は1.6スタートで2.1前後ターゲットで走行終了後は2.0〜2.1と狙い通りではあるのだが、ゴムがグリップしてないという感触

 面圧がかかってないのでは?と想定し、エアを2.8で試してみたが特に変化なし
 一気にエアを落としてもっとゴムを動かしてみよう、と1.6あたりを試してみるがほぼタイムは40秒5前後

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 リザルトその2

 このタイヤのターゲットはZ3とのことだが、そんなレベルではなく、アドレナリンよりは良いが、Z3より下、そんなパフォーマンスのタイヤと感じる

 しかし、265/35R18ではなく別のサイズだとまた評価が違ってきているらしい
 ある程度扁平が大きい、225/40R17や205/50R16あたりだと想定に近い性能というコメントも来ているとのこと

 なのでこのタイヤ自体のすべての性能ではないという前提付きではあるが、少なくとも265/35R18のサイズについては、もっとタイヤのゴムが溶けなければグリップは得られない

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 この写真はTC1000の20分の走行をほぼフルで3本走行した後の状態
 なんにも起きていない

 ゴムの変化はほぼなく、表面だけでこすってる状態、というイメージ

 確かに減り、ライフという面では優れすぎているくらいの仕様だが、サーキットでも使えるタイヤ、というリクエストに対しては不満が残る

 温まりにくい=OK
 減りにくい=とてもOK
 ゴムが溶けない=NG
 横グリップ=NG
 縦グリップ=△

 気温も路温もそこそこ低いが、低温すぎるというわけでもないことと、周回数を重ねていることを考えれば、もう少しゴムが溶けて欲しい

 TW300のゴムはちょっとサーキットタイヤとしては厳しいのかも
 もちろん真夏の路温4〜50℃とかの世界では溶けて来るかもしれないが、さすがにピンポイントすぎるのでやはり作動温度は30℃くらいから来て欲しいというところ

 TW200だとサーキットに寄せすぎなイメージなので、TW240あたりのもう少し柔らかめのゴムを使った方が良いのではないか、と考える

 せっかくの良いコンセプトなタイヤだけに、かなりもったいない
 あと少し改善して欲しいということで、そういった要望を上げていきたい

 VALINOタイヤについてのテストはまだまだ続きます

 若手優遇走行会でVALINOさんにVR08GP SPORTをご用意いただき、皆さんでテスト・コメントをいただく予定でしたが、少なくとも265サイズでは皆さんの期待値に至らないと判断したため、緊急でテストタイヤを準備していただくこととしています。

 こちらも別途blog記事をupします

 265サイズでは別のテストタイヤ、評判が良い225/40R17及び205/50R16の両サイズではVR08GP SPORTを準備して試して頂く予定です。

 なお、265のテストタイヤはとても良い感じです。

posted by エイトリアン at 00:04| Comment(0) | VALINOタイヤレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月19日

■ADVANスリックとGSのポテンシャルの違いを考えてみた

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 スリックタイヤ、と聞いて最初に思うことってなんだろうか?

 何やっても破綻しない、すんげぇ神の領域のようなすげぇグリップ、じゃないだろうか?
 俺もそう思ってた
 これまで、スリックみたいなタイヤも何回か使ったことがあるのと、S耐でピレリのスリックタイヤを履いた経験からすると、そんなにたいしたことないな・・てのがこれまでの印象だった

 そして今シーズン、1回だけADVANスリックを履いて走った感想としては、やっぱり夢のようなグリップなんて嘘ってコト

 普通にむちゃすればアンダーも出るし、オーバーも出る

 イメージとして伝えるなら、すごく出来の良いGS、そんな感覚

 もちろんタイヤとしてのポテンシャルは高いのは言うまでもないし、何よりタイヤ自体もかなり軽いので明らかにGSより有利

 でも・・もっとすごいモノを想定していた
 が、想定より普通、そんな感じ(うまく伝わるかしら?

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 なお、スリックタイヤは普通にタイヤ屋さんで購入することができる
 ちょっと誓約書なり色々書く必要はあるけど、誰でも買える

 ただ俺が感じた注意点は2点
 @タイヤの製造から2年しか保証されてない
 A製造年月日の記載がないのでいつ製造のものかわからない
 という点に尽きる

 この2点はものすごく怖い
 2年経過したらどうなるのか?保証されてないってことは、壊れる可能性も十分にあるということ
 壊れるというのは、それこそトレッドの剥離などかなり怖い状況

 でもそれを判断する材料が、タイヤのどこにも情報がないというのが普通のアマチュアドライバーにとってのネガティブポイントだ
 普通に、我々が買うタイヤには必ず製造年、週が記載されているがスリックタイヤにはそんなものが一切ないからだ

 つまり、スリックタイヤに興味を持った人がいたとしたら、絶対にヤフオク等の中古を買うのはやめたほうが良い、ということ。新品状態でもいつ製造されたものかわからないため、本当にヤバい。
 あくまでスリックタイヤとはそういうものだ、と理解しておいて欲しい

 ちなみに購入したのは、250/650R18というあまり馴染みのないサイズ
 幅250mm(実際は252mm)、外径650mmだぜっていう意味

 普通の265/35R18が幅265mm外径643mmなので、それに近いものを選んだ

 ちなみに、作動温度も全然高いのでGSと同じ感覚でウォーマーを掛けても温度が足りないため、かなりチンチンにあたためる必要がある

 2023/2/18のAttack筑波はこのスリックタイヤで走行しているが、この日のコンディションは決して良いものではなかった
 まず気温が高い。7度〜8度くらい。ただし、気圧は1024~5hpaとかなり高い
 が、路面には前日のオイル処理の跡が残っていたりと、ベストとは言い難い状況

 とは言え、今シーズンで最後のTC2000タイムアタックの日でもあったのでスリックタイヤでの走行を実施

 単純に比較はできないが、GSのタイムとセクタータイム等を比較すると下記となる

 ●ADVANスリック
 59秒272 [Sec1]24.337 [Sec2]24.424 [Sec3]10.511 [TopSP]174.560
 ●GSベスト(295/35R18GS)
 59秒670 [Sec1]24.447 [Sec2]24.629 [Sec3]10.594 [TopSP]171.619

 約コンマ4の差だが、自分がまだスリックに慣れていないことも加味し、コンディションも良かったならば、あとコンマ5程度は速く走れたと感じている。

 最高速は、タイヤが細くなっていることと、2ヘアの脱出速度が高くなっていることからこれまでのベスト最高速を刻んでいる。かなり速すぎ。

 ただ本当に、魔法のグリップなんて全然ないじゃん・・というのが本当に驚きで、計測1周目はタイヤを冷やさないように、かつタイヤを使いすぎないように走ったのだが、びっくりグリップがなかったのが本当に印象的
 2周目は、ホントに基本に忠実に走行した
 これまでGSで培ってきた走り方とほぼ同じような形で、かつほんの気持ちすべてを前倒しにしてみる程度で

 で、結局タイヤは縦に使わないとダメ、という当たり前の基本の話を、スリックでもやるだけなんだ・・とめちゃくちゃ痛感した

 高い次元でそれらをやらねばならない、という高いスキルが求められるのがスリックの、というか高いグリップのタイヤではみんな普通の話なんだけど、それをさらに突き詰めていく必要がある、というのが大きな所感だった

 そしてまた、このタイヤは倉庫にしまい込んだ
 今シーズン、改めてちゃんと使いこなした上で、もう一度スリックタイヤについて評価してみたい 
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2023年05月10日

十勝スピードウェイのピット周りの設備・ファシリティ情報

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 なかなか十勝スピードウェイの情報がないので、自分自身のメモも含めて情報共有

 まずピットは大きく3グループに建物が分かれてる

 1〜6番まで
 7〜12番まで
 13〜19番まで

 間には細めの通路があってピットロードまで抜けることができる

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 ピットは一つの番号ごとにAとBと分けられていて、可動式のフェンスを動かせばぶち抜きも可能
 ただしぶち抜くと片側のテレビモニターが使えなくなるとか、そんなに広くならないとかそれほどのメリットはなさそう

 1コーナーよりがA、最終コーナー寄りがB

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 一つのピットAに4台、Bに4台、トータル8台は入れることが可能
 タイヤ交換など広々とやるには少しつらいが、雨天時などは十分入れても問題ないレベル

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 ピット内部はこんな雰囲気
 ABそれぞれに真ん中にモニター、及びベンチが設備としてある
 モニターは計測結果と、マルチチャンネルビュータイプで各コーナーの様子が確認できる

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 モニターは手動で操作可能

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 なにげにこのベンチ、かなり便利。なお、場所を動かすことも可能
 荷物を置いたり休んだりできる

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 電源・コンセント口は豊富に用意されてる
 水道も各ピットにありとても良い

 なお、エアは来ていないので、1番ピット一カ所のみに共有コンプレッサーがあるのみ
 岡国みたいなものと思ってもらえれば良い

 電源がたまに落ちてるので、その場合は十勝スタッフにお願いして電源入れてもらえばOK

 なお、ゴミ箱は一切ないため、すべて自分で持ち帰る必要あり
 自販機もあるが、ペットボトルも自分で持ち帰り必須
 こーいうのは時代として、とてもアリだと思う。ちょっと不便だけど、ゴミは自分で、という考え方、とてもアリ。

 クラブマンコースには喫煙所は一切ない。ピットパドック、ガソリンスタンドから離れた場所で自分の車の中で吸うのがルール?みたいだが、喫煙者は自分でスタッフに確認してほしい。

 ガソリンスタンドも用意されている。その場で好きな量を入れて決済できる。なお、現金オンリー。

 以上が十勝スピードウェイのピット周りのファシリティ情報
 参考にしてもらえるとうれしい


posted by エイトリアン at 10:30| Comment(0) | 報告・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする